市川真間駅周辺の近代建築巡り。洋館や玉垣、身近な歴史さんぽ -市川真間⒄

市川真間駅周辺の近代建築巡り。洋館や玉垣、身近な歴史さんぽ -市川真間⒄

7月下旬、ある方に千葉県の魅力を御案内すべく市川市へ…

市川真間駅周辺に残る洋館、玉垣の老舗を見つけました。

Advertisement

市川真間駅周辺の洋館

千葉県市川市真間1丁目。今回の探索は、普段と特色が異なり、依頼されての街歩きでした。

その方はなんと、私が卒業論文でも参考にさせていただいた憧れの方!

三浦展(あつし)さん!!

昭和に関する著書も多く、以前から参考にさせていただいてます。

三浦/展
1958年生まれ。82年一橋大学社会学部卒業後、株式会社パルコ入社。マーケティング情報誌『アクロス』編集室勤務。86年同誌編集長。90年三菱総合研究所に入社。99年「カルチャースタディーズ研究所」設立。家族、若者、消費、都市、郊外などの研究を踏まえ、新しい社会デザインを提案する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

『娯楽する郊外』三浦展 (著)

『花街の引力 』三浦展 (著)

偶然お会いするきっかけがあり、ひょんなことから千葉県を案内して欲しいと依頼されたのです。これは張り切るしか…!と、市川~船橋~習志野のベイエリアの街歩きルートを組み、7月下旬の炎天下の中、1日歩きました。私には持っていない視点、知見も多くて街の見方がまた洗練された気がします。

まずは鳥の目ということで、JR市川駅で待ち合わせてアイ・リンクタウン展望施設から市川駅周辺を眺める。無料で利用できるので夜景もおススメ。とても喜んでいただけて良かった。

 

Advertisement

その後は、JR市川駅から京成本線市川真間駅方面へ。

早速、市川真間駅駅前の銀座通りにて近代建築に遭遇。

市川真間駅近く

ちょっと粗目な黄土色のドイツ壁?に右側の窓は改修されて新しい様子。以前のストリートビューを見ると、屋根瓦と門は青いスペイン瓦だったようだ。隣の民家も古いのかな、洋館が独立しているのか住宅に洋館付だったのか気になる。

文人にも愛された高級住宅街、別荘地の面影を残す市川。黒松が今も閑静な住宅街に並ぶ姿はその特徴でもあるが、隠れた戦前の洋館が今も残っていることもその特徴だと思う。

 

Googleストリートビューが入れない裏路地に残る洋館。

外壁は新しく見えるが、窓の木枠や古いガラスの感じ、玄関上の照明や玄関部分の欄間に近代建築センサーが反応する。この物件は知らなかったな~

窓が良い
ダイヤ型のデザイン

恐らく現在も住まわれていて、先ほどと同様屋根瓦は取っ払っている。さらに奥には和風の門があり中庭を有する邸宅。叶わないと思うけど見学してみたい…

違う邸宅の門
木製電柱と

細い裏路地を進むとまだまだある別荘のような建物… 何度も歩いているつもりだったがまだまだ知らない建物が残っている市川恐るべし。

 

Advertisement

お祭りで真間のクラフトビール

真間小学校近くまでやってきた。周辺の商店街については以前まとめたが、駄菓子屋さんは閉店していた。

八百屋さん

https://deepland.blog/itikawa-dagashi/

駄菓子屋「宮崎商店」。市川手児奈通りにて、心が温まる老舗駄菓子店【閉店】 -市川真間⒂

浴衣を着た子供たちが集まっているな~と思ったら、手児奈霊神堂で夏祭りが開催されていた。偶然!!

境内で開催されている夏祭り、近くにある文房具屋さんが開設を目指しているというクラフトビールを1杯いただいた。お祭りに来てビール飲みたいと思うくらいには大人になったな。

まるやブルワリー
メニュー

ちょっと変わり種の、ラズベリーチョコレートスタウト。酸味がちょうど良く、コーラ?のような味わいで飲みやすい。

いつ開業になるのかな??今後の活動が楽しみ!

 

Advertisement

八幡神社の玉垣

市川手児奈通りを南下し駅前十字路バス停傍にある八幡神社へ。ここの玉垣を眺めるのが好きなのでルートの中に入れた。

昭和8年鳥居

神社境内を囲む沢山の玉垣には古い店名が刻まれていてこれも歴史の一資料となり得る。下は「市川売店」、上の字が読みづらい。どこにあったのかな~

「市川ビヤホール」。ビヤホールと聞くと銀座ライオンのイメージが強いが、市川駅周辺にもビヤホールあったんだ・・

市川ビヤホール

料亭の「栃木屋」。この後ランチで伺います!

栃木屋

市川駅を後にし、この次はJR船橋駅で降りて都疎浜へ。以前記事にまとめたが、今回は公園周りの商店街についても撮影したので記事に追記します!

https://deepland.blog/funabashi-tosohama/

船橋に残る「都疎浜バラック群」。”都疎浜”の歴史と周辺の商店街について

都疎浜

船橋の赤線跡周辺で見かけた工事現場。ここも古い建物があった気がする…

私のブログきっかけとなった玉川旅館はマンションが…

玉川旅館跡地

https://deepland.blog/tamagawaryokan-funabashi/

太宰治ゆかりの船橋「玉川旅館」いよいよ取り壊し。登録有形文化財玉川旅館、最後の記録

あまりにも暑いので喫茶店でひとやすみ。

ところてん・かき氷

https://deepland.blog/funabashi-monariza/

喫茶店「珈琲モナリザ」。船橋駅近く、人気のレトロ喫茶店

また、近くの裏通りのマンションの一角に気になるもの。

歩いているとたまに見かける童話が描かれた椅子。千葉市、八千代市、今回は船橋市で見かけた。

おちゃらか、は知っているがちゃつみ、は知らなかったな。

そしてこの後は習志野市へ。

老舗や近代建築を巡る一日。いつもと違って専門家の方が一緒だとその場で知識がインプットされるのでより刺激的だった。また次回も企画中です。

 

(訪問日:2022年7月)

error: このコンテンツのコピーは禁止されています。