市川市国分「中国分商店会」”下総国分寺”周辺の史蹟めぐり
今回は、用事のついでに和洋学園国分キャンパス周辺を少し探索。酒屋に残る珍しいホーロー看板や、国分尼寺跡公園など、市川市もまだまだ奥深いな~と実感する歩きでした。
「中国分商店会」ホーロー看板発見
千葉県市川市国分4丁目14−15。まずは、和洋学園国分キャンパスの西側にある山崎屋酒店へ。
こちらの建物は、山崎屋酒店の仮営業所と書いてある。
店舗は半分シャッターが開いていたが、今は営業していないかもしれない。
塩のホーロー看板に注目。醸塾カゴメソースの広告付き!これは珍しいな~初めて見た。この場所に訪れた価値があったなと思う。
酒屋以外にお店は見当たらなかったが、「中国分商店会」の街灯が建っていた。ここは商店街なのか!
中国分商店会の他の店舗を見つけられなかったので、また改めて訪れなければと思うエリア。だがしかし、駅から遠いのがネックである。
下総国分寺周辺を探索(神社、石碑など)
古代、聖武天皇の国分建立の詔によって、下総の国府が市川市に置かれた。そのため、現在も国府台や国分といった地名が残っている。
市川市西部は下総国における政治と文化の中心地として発展してきた歴史がある。
国分エリアに訪れるのは初めてだったので、とりあえず周辺を探索することに。この日は冷たい雨が降っていた。
雨の中、スマホで撮影していたのでブレている写真も…(汗)
地図を見ないで歩いていたので、もはやどこを歩いたのか把握できてないのだが、なんだか迷路のような細い道が多いエリアだった。
国分寺入り口の看板。今回、足を延ばせなかったのだが、下総国分寺の後継寺である「下総国分寺」は行くべきだった。
「伝統の日本紀行」の「下総国分寺 – 千葉県市川市 – 古代国分寺跡に立つ寺院 – 市川真間駅22分」が詳しい。境内は、下総国分寺跡として国指定史跡となっているらしい。
昭和16年築の本堂、講堂址碑など見たいポイントがいくつかある。
この辺りは高台に位置し、細い道がくねくねと広がっているので高低差が好きな方は楽しめると思う。楽しかったが、場所が良く分からなくなるのが難点…
お次は、下総国分尼寺跡。丁寧に案内看板が設置されているのは有難い!
和洋学園国分キャンパスの南西に位置する、国分尼寺跡公園。
現在は公園として保存されている。発掘調査で金堂・講堂の基壇が確認されるとともに「尼寺」と墨書された土器が出土しているという。
金堂は、東西25.5m、南北22.4m。遺構としては特に何かあるわけではないが、広さを体感することができる。
こちらは、講堂跡。
街かどミュージアム拠点案内板。最初からこれを見て歩けばよかったなあ…
また、歩いていて国分には石造物が多いと実感していたが、看板にもそうした内容が書かれていた。
国分尼寺公園の脇にある馬頭観音は、この辺りが昔は馬捨て場であったことから、馬の供養のために建てられたものがあるという。
馬捨て場、あまり聞き馴染みのない言葉だが、江戸時代に命を終えた牛馬を遺棄する場所が決められていたという。
石碑や古代史が好きな方にぴったりの散歩コースですね~
(訪問日:2021年10月)
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