JR内房線「太海駅」。木造駅舎は解体/石造りの安全旗の台座と商店街 -太海⑶

JR内房線「太海駅」。木造駅舎は解体/石造りの安全旗の台座と商店街 -太海⑶

JR内房線「太海駅」へ。大正時代の木造駅舎が美しく、周辺には旅館も多数ある。そんな美しい駅舎は、2022年5月頃に解体、2022年12月に新駅舎が開業するようです。

内房線の木造駅舎「太海駅」

千葉県鴨川市太海。JR内房線「太海駅」は、大正13年(1924)開業当時の木造駅舎が印象的だった。

太海駅 2022年1月

2022年5月に解体が始まり、2022年12月に新駅舎が開業に。詳しくは「ファイナルアクセス」の記事にて紹介されています。→【内房線】太海駅舎 取壊

後日、2022年11月末撮影の駅舎。新駅舎が完成を迎えていました。

2022年11月末撮影

まさか、訪問後に解体になるとは思っていなかったので、詳しく撮影していなかった自分が悔やまれる…

大正時代の木造駅舎

駅前には広場、駅周辺は商店や鴨川温泉郷が点在。 頼朝伝説の島「名勝・仁右衛門島」の最寄り駅でもある。

ホーローの駅名看板

琺瑯製の駅名看板が残っているのも素晴らしい!解体後はどうなるのだろう…

改札口

房総には木造駅舎がまだまだ残っているが、それも当たり前ではなくなる日が来るのだろう。

旅情を感じる

ホームには、ビクターのスピーカーがあった。現在は使われているか不明。

ビクターだ

また、ホームから草木に囲まれて見えた四角い碑のようなもの。十字のマークが描かれ、中心はなぜか削られている。これは一体…

旗竿の台座部分

そこで、Twitterで皆さんにこの碑の謎を聞いてみたら、あっという間に謎が解決した。

「緑十字の安全旗を掲揚していた旗竿の台座部分だった」のでは?という回答をいただいた。

現在は使われていないようで、人目につかない場所がある。この台座はいつ頃のものなのだろう?もしご存知の方がいたら教えてください~

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太海駅周辺の商店街

今回宿泊した旅館「江澤館」から太海駅に行くまでの道のりにも意外な発見があった。

「仁右衛門島」から駅に行くまでの坂道沿いには旅館が点在。温泉の日帰り入浴も受け付けているようなので、今度利用したい!

旅館が並ぶ
新海荘 看板
太海の新海荘

「太海フラワーセンター」の看板があったが、2018年末をもって休園しているという。現在は、7月~8月の観光シーズンのみ、海の釣り堀と駐車場を期間限定で営業。

太海フラワーセンター 看板

看板にあるように、犬猫ランドや植物園、釣り堀など。詳しいレポートが「千葉県の釣り場ガイド」の記事「太海フラワー磯釣りセンターの釣り場」にまとめられている。

伊南房州往還を北へ進み、太海駅へ。

伊南房州往還

そして、駅近くに佇む民宿「はやし」は、明治時代の別荘を旅館として営んでいるという近代建築好き必見の民宿。

民宿はやし

私もいつか泊まりたい…と密かに思っている宿。今年の冬こそは叶えます!宿泊したらまたレポートしますね!

明治の別荘?

そして、道路脇に古い橋の親柱が残っていた。現在はガードレールに隠れて、その存在を見逃してしまいそうになる。

古い親柱!

橋といっても大きな橋ではなく、小川に架かる橋のよう。


反対側には「太海村岡波太」とある。太海村は昭和の大合併により廃止。

太海村岡波太

明治22年に太海村が発足するまで、この辺りは「岡波太村」だったのだろう。旧地名が残っているのが嬉しかった。

郵便局がある辺り

駅前の「斉藤薬局」は営業中。明るい家族計画の自動販売機も!

斉藤薬局

駅前は商店街のようだ。また、こちらの「民芸茶店」も気になる。

民芸茶店

古民家カフェ?太海駅目の前にあるので今度利用したい。

 

(訪問日:2022年1月)

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