「二和向台商店街」駅前に広がる商店街を歩いていると「二和綜合食品センター」が渋い -二和向台⑴

「二和向台駅」。一見地味な駅に見えるが、降りてみたら懐かしい商店街が広がっているではありませんか!
しかも、奥にも商店街がまだあって掘れば掘るほど面白い街だと感じた。
新京成電鉄「二和向台駅」
千葉県船橋市二和東5丁目。新京成電鉄「二和向台駅」にて降車。新京成電鉄は開発されずに残っている商店街が多いので、探索がとても楽しいのだ!

昭和24年(1949)に開業した駅。
改札すぐにあるパン屋「ミロワール」はどこか懐かしい雰囲気を感じる。

看板もレトロだが、なにより電話番号が2桁であることが証拠。

この時は入店しなかったのだけれど、今度はお話を伺うぞ~!
踏切をわたって北側に進むと商店街の看板が見えてくる。 「二和向台商店街」。

2010年のストリートビューでは、白に赤い文字の看板だったが最近変わったのだろうか。

二和向台商店街へ
駅前にある商店街は、昭和45年設立。毎年市民祭りの会場として多くの方で賑わうそうだ。

3階建てほどのビル状の建物が並ぶ商店街。薬局や学習塾など生活に関わるお店が並んでいるよう。

ところどころにアーケード屋根がついているが、昔は全部ついていたのだろうか。最近は撤去されている商店街も多くなっている。

二和綜合食品センター
二和向台商店街の中でも、ひときわレトロな外観のお店。八百屋?と思うが店名は無い。

2010年のストリートビューでは、手前の貸店舗は「富士見屋」、あけぼのチェーンの和菓子屋だった。

外から建物内をよーく見てみると、奥にも数軒お店があったような雰囲気。これは…?市場的な場所だったのではないだろうか。

「二和綜合食品センター」
ストリートビューを見て、この場所の正式名称を知ることができた。しかしこの場所について記録している人はいないので、情報が無い…
八百屋以外にも食料品店が並ぶ建物だったと推測する。駅前にまだ残っているのが奇跡だ。
追記:昔は奥に、豆腐屋と魚屋があったそうだ。

隣は酒屋「なかむら」だったが空き地になっている。
残っているのは酒の自動販売機だけ…
がんばれ!個人商店
二和向台商店街はイチョウの木が並んでいる。しかし刈られて小さくなっている。

「大黒鮨」。老舗の寿司屋という佇まい。ランチでも良いので一度入りたいな。

向かい側には蕎麦屋「金むら」。電話番号が2桁である。昔からの飲食店が現在も営業しているのは嬉しい。

屋根に見える「大久保園」の文字。茶を扱う「大久保園」は不思議なことに、各地で見かける。

隣はフラワーファクトリー。花屋さんだ。

一味違う老舗の味。大久保園は、京成大久保駅の商店街の店舗が本店なのかな、千葉県各地の商店街に昔は支店があったのだろう。

二和向台商店街は県道57号線で突き当たる。

二和向台商店街の街灯は、銀と水色で近代的なデザインだった。

二和向台商店街が描かれている看板。こうした地図も昔の情報がある場合があるので有難い。

地図に載っている「マスハラ書店」は現在見かけなかったな~…
追記;20年近く前に閉店しているとか?1階は本やゲーム機、2階にファンシーグッズがあったそうだ。

また、船橋で有名なケーキ屋「アントレ」の二和向台店も商店街にあったそうだ。2階には喫茶店も。
船橋市北図書館
商店街とは関係が無いが、踏切の南側に船橋市の北図書館がある。しかし工事中のため臨時休業。

駅から近い図書館はとても便利そう。

図書館近くにある団地のような建物は、関東財務局千葉財務部二和宿舎とある。奥に8棟ほど並んでいるがフェンスで囲まれていた。

二和向台商店街。
個人的には二和総合食品センターが現在まで残っていることが嬉しかった。良そうだがそんなに寿命は長く無さそうなので、今度行ったらお話を伺いたい。
(訪問日:2020年12月)
-
前の記事
パン屋「Pain de SEREIN(スラン)」。習志野駅前の”無添加”がこだわりのパン屋さんへ -習志野駅⑹ 2021.04.09
-
次の記事
二和向台「風月」今年で創業50年!住宅街の一角にある和菓子屋で”トラサンド”を頂く -二和向台⑵ 2021.04.10
コメントを書く