銭湯「神明湯」&本千葉駅近くに広がる商店街「長洲商工振興会」

本千葉駅周辺の商店街の街並みから、銭湯「神明湯」へ。
本千葉駅西口にも古き良き街並みが残っていて歩くのが楽しかったです!
本千葉駅「長洲商工振興会」
千葉県千葉市中央区長洲1丁目。前回紹介した、本千葉駅東口の駄菓子屋「司商店」。

司商店の店主に、本千葉駅西口方面に銭湯があるので通っているという話を伺い、せっかくなので最後に立ち寄る事にした。
周辺は街灯が立っており、「長洲商工振興会」と書いてあるので商店街。

パン屋「仏蘭西屋」
本千葉駅周辺で特に気になっているのが、駅前交差点の近く、房総往還沿いにある手作りパンの店「仏蘭西屋」。

ここだけ屋根があり、時が止まっているかのような趣。

屋根についている看板がレトロで素敵。

以前通ったときは営業していたが、現在は臨時休業中とのこと。

このまま閉店してしまうのだろうか。こういう町の小さなパン屋さんに入るのが好きなので、営業しているときに入らなかったのを後悔している。

本千葉駅西口の商店街
本千葉駅西口へ。

本千葉駅西口の房総往還を西へ進み、銭湯を目指す。線路の近くに建っているのは「小池海苔店」。

夜が近づいてきて、街灯が光っている。


街道沿いには、花屋や電気屋など個人商店が並んでいる様子。

交差点の角には、青果店「鈴鹿」。大きなスーパーなどは見当たらなかったので個人商店が営業しているのだろう。

さらに西へ進む。現在は綺麗な高層マンションが建っている場所にも、個人商店が集まっていたのだった。
2011年なので、10年前の話。 和菓子屋「清月」など今も営業していたら入りたかったな。
その並びに残る書店「みなと書店」。

カシオ計算機の看板。

「みなと書店」も営業しているのか不明。個人商店の建物がたくさん並び、賑わった通りだったことが窺える。

その向かい側にも味のある建物が並んでいる。現在も残っているのは奇跡。

昔は、歩道がアーケード屋根で続いていたのかもしれない。現在は整骨院となっているが、昔はリサイクルショップ「かしうら商店」。
2011年のストリートビュー
そして、交差点の橋の方面とは逆、南側の街道沿いにも建物が並んでいる様子。本千葉駅西口がこんなに賑わっていたなんて知らなかったのでびっくりした。

この辺りは「港町」の地名が残っているように、かつては漁師町だったと推測できる。
さらに奥に進んでも街道沿いには商店や居酒屋などが並んでいた。しかし、現在は建替えが進み、昔の賑わいは薄れている…

長洲商工振興会についての情報もほとんどないな…
緑色の派手な壁の建物は元スナック。

反対側は居酒屋「のぶし」。

建物と建物の間を直進すれば、本千葉駅西口に突き当たる。本千葉駅周辺の商店街のメインストリートがこの通りだったのかな。

都川を渡って銭湯「神明湯」へ
港町の交差点から都川を渡り、西へ。

神明公園の南側、定食・肉料理・おにぎり…の看板が残る当てものは、元トンカツ店「満福屋」。

2018年時点で、しばらくの間休ませていただきますと書いてあったので、今は営業していないのだろう。近くに銭湯の煙突が見える。

神明神社入り口の交差点の近くにある銭湯「神明湯」。


外観はビル型で新しく見えるが、創業は大正時代の1910年頃といわれている。100年の歴史ある銭湯!

建物は、昭和63年(1988)に建替えられたが、煙突も残っていて、昔ながらの銭湯。

隣にはCDショップもあり、銭湯帰りに立ち寄るというのもなかなか素敵なのでは?

今回は日が暮れてしまったので断念したが、また次回リベンジしたいな。この日は、寒川町の銭湯3軒とも遭遇したので、どの銭湯に入ろうか迷ってしまうくらいだな~

これからも末永く続いて欲しい銭湯。
君待公園のカエル
銭湯から都川を渡り、本千葉駅へ帰る途中。君待公園にて、上を見上げるカエルを発見。

千葉市内は他の市と比べても、公園の遊具が個性的。上を見上げるカエルは、思わず一緒にポーズをとって撮影したくなる可愛さだった。

最後に沿線にある立正安国会の建物。車窓からも良く見える建物だ。

その入り口に、千葉県指定有形文化財に登録されている「覚正御房御返事」という説明看板があった。

日蓮宗の開祖、日蓮聖人の経歴を知る資料として文化史上貴重なもので、立正安国会が所有していることが分かった。

千葉駅から1つ隣の本千葉駅周辺、前回の洋館付住宅が多く残っているということも合わせて、まだまだ昭和が垣間見えて楽しかった。


(訪問日:2021年7月)
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折角神明公園まで行ったのに、聞き込みしないで残念でしたね。
ここには昭和30年代後半まで映画館(ダイアモンド劇場)があったのですが、映画が流行らなくなりその後ストリップ劇場に衣替えして営業してました。
場所が千葉港に近いから船員などが多い所なので、それなりに需要はあったと思います。
しかし友達がウチの親父が見に行った、などと話をしてましたから、船員でもない御近所さんが見に行ってた様です。正に地産地消で時代の先端を行ってましたね。
その後昭和40年代で消滅して現在の神明公園になった様です。
これを知ってる人は神明公園の近くに住んでる後期高齢者しかいないかな?
蘇我のララ劇場とか船橋のOS劇場は有名ですが、ここは日陰の扱いですよ。
劇場名は忘れてしまいました。