「丸十パン店」鰭ヶ崎駅前にある半世紀の歴史を持つ、昭和レトロなパン屋さん -鰭ヶ崎⑵
レトロなパン屋さんに行きたい!街歩きをしていて、小さなパン屋さんがあるとテンションが上がる。
それほど、レトロなパン屋さんって少ないんです。
流山線「鰭ヶ崎駅」そばに、有名な「丸十パン店」があると知り、行ってみました!
鰭ヶ崎駅前の「丸十パン店」へ
場所は、千葉県流山市鰭ヶ崎1437-4。
流山線「鰭ヶ崎駅(ひれがさき)」。東側は商店街があるが、反対側の西側。質素な通りに、丸十パン店がすぐに見える。
写真で見ていたよりも小さい気がする。でもこれくらいの規模感がちょうど良かったりする。
街灯には丸十パン店の看板が。この通りも昔は商店街だったのかな…今は丸十パン店のみ。
丸十パン店は、特に外観がかわいい!文字のフォント、派手過ぎないシンプルなレトロさがたまらない。
外からパンを販売していることを確認。勇気を出して入ってみよう。
丸十パン店とは?
丸十パン店は、昭和41年(1966)創業。看板にも書いてあるが、ホームページに詳細がまとめられている。
1966年(昭和41年)に開店し
以来、自家製品のパン・洋菓子・和菓子を
できる限りお値段を押さえながらも、美味しい製品を
お客様にご奉仕出来るように日夜取り組んでいますお近くにおいでの際はぜひ当店にお立ち寄り下さいませ
定休日 不定期休
昭和の昔ながらのパン屋さん。今も営業されていることがどんなに嬉しいか!
店内にはパンが並べられていた。
火曜日と金曜日がパンを多く焼く日だそうだ。私が訪れたのは火曜日の午前中。それでも1つずつしかないということは、売り切れたのかな?
甘食が大きくてお土産に良さそう。
しかし、入店しても誰も出てこない。
すみませーん!!大きな声を何度出してもダメだった。うーん。
泣く泣く断念。時間帯によっては不在の時間もあるのかな。
ちなみに駅のホームからも看板が見えるが、手作りパンの店!良いわ~
丸十ベーカリー?関係あるのかな
馬橋駅近くのポッポ会の商店街で見つけた「丸十ベーカリー」。
丸十パン店と関係があるお店?
調べると、株式会社マルジュ―という会社があった。
十ぱん店の始祖、田辺玄平翁は、アメリカで苦学してパンの製法を学び、日本で初めてパン酵母による 製パン法を開発しました。
その後、大正2年に東京上野黒門町で食パン専門の店として「丸十ぱん店」を創業しました。大正8年に、陸軍の糧食の嘱託となり、食パンの生地で食パンよりも携帯に便利なコッペパンを開発し納入しました。
それまでのパンはヨーロッパ式の塩味だけの固いパンでしたが、「丸十のコッペパン」は、それまで棄てられていた「ラード」を入れることで柔らかいふっくらとした現在のようなアメリカ式のパンを作りました。
そのことから、「丸十ぱん」がコッペパンの元祖といわれております。
当社の創業者、伊東正二も巣鴨の丸十で修行し、昭和26年に板橋区仲宿で暖簾分けを許され創業しました。 現在ベーカリーは仲宿店、ベーカリーカフェはマルジュー大山本店とマルジュー板橋駅前店の3店舗があります。
田辺さんによって、コッペパンの元祖「丸十ぱん」が開発された。
・丸十のなつかしいパン
そして、弟子として修業した人々が、のれん分けをし、「○○丸十製パン」「丸十パン」「丸十ベーカリー」などとお店をオープンさせたようだ。
営業しているお店の一覧に、鰭ヶ崎の店舗が載っていないが、関係がない店舗なのだろうか?真相はよくわからない。
今回はお店の方と出会えなかったので、真相を確かめにまた訪れたい。
(訪問日:2021年1月)
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