【張替酒店特別見学会】見学会企画開催を終えて 2023/09/24

【張替酒店特別見学会】見学会企画開催を終えて 2023/09/24

2023年9月24日に開催された張替酒店特別見学会、無事に終了いたしました。今回は私も携わったイベントのレポです。

張替酒店見学会 無事に終了しました!

2023年9月24日(日)、午前中から午後18時まで開催された張替酒店特別見学会、無事に終了いたしました!計100名以上のご参加となり、お近くの方から遠方の方まで本当に皆さまありがとうございました。↓イベントの概要

【イベント開催】9/24㈰ 張替酒店特別見学会!参加者募集のお知らせ

前回、建築マニアの方向けに開催した「わくわく建築」とターゲットを変え、今回はもっと地元の方、習志野市近隣の方に張替酒店の魅力を知って頂こう!と企画。そのため、SNSの集客はそこまで力を入れていなかったのですが、定員をはるかに超えるご応募となりました。

習志野市は郷土資料館がなく、歴史に関心が高い人が少ないのかな?と個人的に思っていたので予想外の結果に未来を感じましたね。アンケート結果でも習志野市のご参加の方が多かったです。

「老舗の佇まいに敷居が高く入れなかった」との声もあり、今回をきっかけとして、店舗に足を運びやすくなりましたら幸いです!

アンケートもありがとうございました!

当日はガイドを急遽増やして増枠し、2チームに分かれて周りました。人数が多い中、皆さまマナーを守っていただき、トラブルもなく終えることが出来たことは本当に感謝で一杯です。

また、運営の習志野の歴史を語る会自体は高齢のスタッフが多いのですが、24日は爽やかな秋晴れとなり、冷暖房の無い離れでも気持ち良い日でお天気にも恵まれました~

秋晴れの気持ち良い日でした

午前中は、習志野市・宮本市長をはじめとし、議長、教育長、市議会議員など計10名程の方にもご参加いただき、普段展示会等でお世話になっている市民プラザのスタッフさんや同じく老舗の店主さんもご招待しました。長らく張替酒店さんとお付き合いがある方でも居住空間でもある離れなど奥に入るのは初めてとのことです。今後、習志野市の歴史や建物に対して良い活動が出来るように周りの方々をさらに巻き込んでいけたらと思います。

中庭

また、習志野の歴史を語る会発行の冊子や店舗での酒の購入、市民プラザの展示会に足を運んでくださるなど、見学会以外にも興味を持っていただけて嬉しいです。そして活動に対する募金も…!有難いです。

また、アンケート結果では角打ちや音楽イベントなど皆様から今後の活用方法についてアイデアをたくさん頂きました!(まだまだ募集中&11月には落語会開催予定なので興味ある方は事前にご連絡を)

まだ未定ですが、こうした活動自体が需要があるものだと分かり嬉しく、私たちスタッフの前進力となります。

今回お土産でお渡しした佐倉の老舗にもぜひ足を運んでみてください!張替酒店と同じく洋館付住宅です!張替酒店も佐倉に支店があったので昔から深いお付き合いがあるのだと思います。

今回1時間弱のガイドでは話せなかった張替酒店の歴史はまだまだ沢山あります。また機会がつくれたら、写真集や解説本をつくる予定です。もし興味がある方がいましたら今後ともよろしくお願いいたします。

余談ですが、今回朝から晩まで滞在し、張替酒店での1日の時間の流れを感じました。日の入り方によって見える景色も異なり、良い写真が沢山撮れた気がします。

建築や歴史の布教活動 思うこと

前回の見学会終了時も感想をつらつらと書きましたが、今回も思ったことをいくつか…

#わくわく建築第三回 習志野市大久保「張替酒店」無事に終了しました!

とりあえずホッとしています。何事も無く終わりました。
前回は、わくわく建築という強い先輩方に頼りっぱなしでしたが今回は若手が私のみという、事前の準備とかメールの案内とか…本業のイベント開催よりもドキドキしながらひと段落。良い経験になりました!

・若い方への周知

まず課題。もっと若い、同年代にもアプローチをしていかないとな~と実感しました。

今回参加してくださった方の最年少は3歳くらい(親御さんにだっこされながら)、小学生の姉弟と、高校生の方など家族連れの方がいらっしゃいましたが予想通り全体的な年齢層は高めです。家族で一緒に参加されている姿にはほっこり。幼い頃からきっと歴史も良く分からないとは思うけど素晴らしい英才教育だと思いました…

それでも今回参加の方々は元々歴史や建物に興味がある方で、私の友達にいるような歴史や建物に興味が無い若い方々には、そもそも情報が届いていないのではという話。

私の活動範囲がTwitter、ブログなので告知が甘いんですね~。そしてスタッフも若手がおらず…InstagramやTiktokとかも活用しないと新しい層は難しいなあと思いました。近隣の大学生と協力するとか、建物を残していくためには若い世代への周知を広めていく必要性を感じます。

 

・マナー的な話

今回、普段よりも見学マナーについて力を入れてお話しました。狭い建物なので荷物が無意識に建物に当たらないように荷物BOXをつくる、壁に触らない、靴下、スリッパの持参などご協力ありがとうございました。

特にお子様の場合まだこうしたマナーを守ることは難しいかもしれませんが、成人の方でも他の見学施設を裸足で見学されている方を見かけたことがあるので、少しでも文化財を守るという意識も持てたらなと思いました。

 

・仕事との兼ね合い

個人的な話ですが、今回9月に入ってから体調を崩し、仕事も休むことが多くなってしまいました。恐らく、夏の暑さの中、外回り営業を頑張りすぎて免疫力が低下したのですが…

土日も趣味の活動で打ち合わせや事務作業、取材等予定を入れ、もちろん本業も好きなことには近いのですが、やはり本来やりたいのはこういう歴史や建物に関する事だなと実感しました。今は奨学金返済もあるので踏ん切りが難しいですが、いつかより好きなことを仕事に出来るように無理せず楽しめたら良いなと思います。

 

・ブログ読者

今回とっても嬉しかったのが、「明里さん」「ブログ読んでます」と声をかけていただいたこと!!いや~嬉しいものですね!

ブログのテーマ的に、「定年退職した男性が書いているのかと思った」と言われるほど、読者の方も年齢層高めの男性が多いのかなと思っていましたが、今回の見学会では女性に声をかけて頂くことも多く、女性の読者さんいたんだ!という衝撃。もっと女性の皆さん話しかけてほしい…(Twitterのリプでも問い合わせからでも!)

そして、茨城からはるばる来てくださった高校一年生の女性。私のブログをこんなに若い方が読んでいるなんて!そして読みやすいと褒めて頂けてモチベーション高まりました笑

郷土史や近代建築というジャンルを分かりやすくポップに伝えていきたいという想いが少しづつ実っているような気がして個人的にも嬉しい一日でした。

また、毎日新聞、千葉日報、習志野経済新聞の取材も入りましたので、後日記事が公開されるのが楽しみです!

※今回蔵の2階部分は階段がかなり急であること・照明が無く暗いため、一般のガイドの回はご案内しておりません。また改めて機会がありましたら宜しくお願い致します!

 

皆さまありがとうございました!

 

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