「ロックハート城」群馬県沼田市にある、英国から移築復元された日本唯一の古城へ

群馬にある「ロックハート城」へ行ってきました!
1829年建造の本物のお城を英国スコットランドから移築復元されたお城。ドラマのロケ地としても度々話題になっており、一度は見たことがある方も多いのでは?
今回はプチ群馬編ということで、ロックハート城でドレス体験をした様子をレポートします~
群馬県沼田市「日本ロマンチック街道」
群馬県沼田市下川田町。ロックハート城へは千葉県から車で訪れた。
上越線沼田駅から西側、国道145号を通ってロックハート城へ。沼田市立川田小学校の前にある「塩野商店」の看板に「天狗印枝豆」と書いてあるのが気になった。

天狗印の枝豆は、枝豆と茶豆を交配させた枝豆で、沼田市を中心に栽培されているらしい。塩野商店がある下川田町の交差点の北側には、「川田城跡」がある。元々は城下町だったのかな~
沼田市のホームページの「川田城跡」には「川田城は三浦系沼田氏6代景久の4男・川田四郎景信が分家した際に築いたと伝えられる。現在の川田公民館から北は遷流寺、東は薬師堂にまでまたがる広大な地域であった。」とある。さらに丘の上には「天空の城下町」という名所も。
そしていよいよ、ロックハート城の看板が見えてきた。ここから約5分とある。

国道をさらに西へ、山を登っていく。長井肉店、酒屋の星野商店などの個人商店が見られる以外は静かな街並み。

車のスピードが速いので撮影するのも難しかったけど、お城みたいな雰囲気の個人宅。ただひたすらに凄いな~と感心。

そして、今回通った国道が「日本ロマンチック街道」と呼ばれているのも気になる。
長野県上田市から栃木県日光市までの全長約320 kmで、ドイツのロマンティック街道の由来するらしい。ロックハート城だけの道ではないが、これから待ち受ける古城にワクワクする道だった。
日本唯一の古城「ロックハート城」へ
群馬県吾妻郡高山村中山5583−1。駐車場完備。正式名称は「大理石村ロックハート城」と呼び、石のテーマパークとのこと。


ガイドマップがこちら。今回はロックハート城メインだったのでその他の場所は行かなかったが、約10万㎡の敷地には中世ヨーロッパの街並みが再現されている。恋人の聖地にも指定されているらしい。

Googleマップの口コミは2561件!流石ですね~
1829 年建造のスコティッシュ バロニアル様式の城を移築して作られたテーマパーク。ショップ、レストラン、復元した教会がある。
友達が特撮ヒーローが好きなので今回連れて行ってもらったわけだけど、個人的にも数々のドラマで見覚えがある場所。ちょうど訪れた2021年10月頃には「相棒Season20」でも登場、そのほかには「飛んで埼玉」なども。


入場料は、大人1000円。テーマパークと考えると安いかも。

そしてさらに階段を登って、山の上に建つロックハート城!遠くから訪れて良かったなと思えるロケーションでした。

ロックハート城は、1829年に英国のウィリアム・ロックハート伯爵がスコットランド、サウス・ラナークシャーのカールークに建設。
約3,200トンの砂岩からなる地上3階、地下1階のカントリー・ハウスで、1987年に俳優の津川雅彦が購入。当初は、北海道広尾郡広尾町に計画していたレジャーランド「夢の王国サンタ愛ランド」の中核施設とする予定だったそうだ。

1988年から7か月かけて解体、30個の海上コンテナに詰め込まれ、シベリア鉄道、貨物船でイギリスから日本へ渡ってきた。
しかし、北海道でのレジャーランド計画は頓挫。1992年に総合石材業を営む沼田市の株式会社サンポウが買取り、現在の高山村に予定していたテーマパーク「大理石村」での復原をすることに。紆余曲折あったが、無事に復元されることになった。
これだけの規模の古城を解体してイギリスから北海道、さらに群馬へ…気が遠くなりそうな道のりだ。そして、津川雅彦はロックハート上の名誉城主に。

「夢の王国サンタ愛ランド」という当初の計画も気になるが…
日本で唯一の英国の古城として現在も多くの方に親しまれているのは感慨深い。
最近人気なのが、ロックハート城でのプリンセスドレス体験!今回私も体験してきました~
500種類以上のドレスからえらば、ティアラなどアクセサリーもレンタル可能。レンタル料は60分2500円。撮影はセルフで行ったが、プロカメラマンによる撮影プランもあるらしい。
本物の古城でプリンセス気分!ここでしか撮れない素敵な写真がたくさん撮れた。
本物の古城が見たい方もぜひ、ロックハート城へ足を運んでみて下さい~
(訪問日:2021年10月)
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津川雅彦さんの構想は、幸福切符(これまた昭和なアイテム、北海道土産の定番だった)の国鉄広尾線の廃止で、広尾線の線路を活かしてレジャー施設を作って幸福駅周辺の活性化するような構想だったかと。今考えるとバブル期の発想ですね。