「JR船橋市市場町社宅」高度経済成長期の「国鉄アパート」は廃墟状態、取り壊しも

「JR船橋市市場町社宅」高度経済成長期の「国鉄アパート」は廃墟状態、取り壊しも

JRの社宅が、半分ほど廃墟状態で放置されている。偶然通りかかったのだが、その異様さに驚くとともに、いずれなくなるであろう、この建物を記録に残しておきたいと思ったのだ。

JR船橋市市場町社宅

千葉県船橋市市場1丁目。この日は、総武線「船橋駅」で降りて、北東にある「船橋地方卸売市場」へ向かっていた。

海老川に架かる「太郎橋」の奥に、JRが見え、建物がJRの社宅だと初めて知った。

太郎橋
海老川

海老川の傍にある建物群。市場の入り口の近道だったので、社宅の敷地を通っていくことに。朝だったが、出入りしている人も多かった。

入り口

JR船橋市市場町社宅配置図。全部で15号棟まである社宅の敷地は思ったよりも広い。

JR船橋市市場町社宅配置図

入ってすぐのところに、野球場?「市場若潮JRグラウンド」と呼ばれる場所だそうだ。

市場若潮JRグラウンド

グランドは閉鎖され、長らく使われていない感じだ。船橋駅からも徒歩10分ほどの近さだが、ここの静けさは異様だな。

とても静か

「国鉄アパート」と呼ばれていた時代も。昭和42年竣工の社宅には、多くの人々が暮らしていたのだろうか。他にもこの場所について書いている方がいた↓

・「官舎」のまち船橋
・船橋市場町の青い給水塔

国鉄官舎の前は戦中から戦後にかけて「鴨川ニッケル工業船橋精練所」だったそうだ。

奥には行けない

高度経済成長期の遺産とも呼べそうな、建物が令和の時代に静かにたたずんでいる。

高度経済成長期の遺産
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青果部・市場ストア

市場側に、商店?らしき建物があった。

駐車場と商店

「青果部」。文字から想像するに、青果店だったのだろうか。裏手には市場がある。

青果部

青果部の隣は「市場ストア」と書いてある。

市場ストア

ここがそうなのかわからないが、旧国鉄物資部の売店「船橋ストア」の建物が敷地にあるという話がある。

社宅に住んでいる人々が通ったのだろうか。

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解体がストップしている現状

既に気づいている方もいるかもしれないが、社宅の半分ほどは廃墟状態。

廃墟化

5年ほど前から柵が取り付けられ、立ち入ることができなくなっている。聞くところによると、解体の話があったようだが、新型コロナウイルスの影響で工事がストップしているのだとか…

タイミング良く、解体前を記録できて良かった。

世紀末感…ここだけ別の世界みたいだ。

失われた社宅

左は駐車スペースになっているが、停まっている車もほぼない。

どれだけ多くの人が住んでいたのだろう。真っ暗な窓がこちらを見ている。

廃墟になっている

だが、奥にはまだ現役の建物もあり、自転車も。
棟によって建物のサイドの色が違うみたいだ。

左手は現役

水色の建物は、給水塔。変わった形をしている。

給水塔

解体したら、この場所はどうなるんだろう。

この辺りは現役

反対側の出入口にも案内図がある。

案内図

解体前、記録できて良かった。

これからの動向が気になる。またわかったら追記しよう。

追記:津田沼の国鉄アパート

千葉県習志野市、津田沼駅近くにも国鉄アパートがあったことを教えていただいた。

場所は、千葉県習志野市前原西1丁目30-1。JR津田沼駅南口から西方面へ徒歩10分弱。

2010年のストリートビューがこちら

2015年の記事でリノベーションされた内容が書かれている。→旧社宅を1棟まるごとリノベーション

 

(訪問日:2021年3月)