鴨川市・JR内房線「江見駅」全国で初の郵便局一体の駅舎が話題に

鴨川市・JR内房線「江見駅」全国で初の郵便局一体の駅舎が話題に

内房線「JR江見駅」へ。ここは、全国で初の駅と郵便局が一体となった「江見郵便局」が開局し、話題になっている駅。鉄オタだという局長さんとの会話も楽しかったです!

内房線「JR江見駅」郵便局が併設

千葉県鴨川市西江見。内房線「江見駅」に到着!なんとここは、駅と郵便局が一体となった珍しい駅。全国で初めての取り組みだという。今まで知らなかった!

江見駅&郵便局

大正11年(1922)開業。令和2年(2020)に郵便局と一体となった駅舎に。江見駅郵便局に乗車券の販売や列車の案内業務等を委託しているという。「鉄道新聞」の記事「鉄分の多い郵便局!?【密着レポ】日本初『駅と郵便局が一体運営』、江見駅郵便局に行ってみた」が詳しいのでぜひ。

改札を出たらすぐに郵便局の窓口があるので、「郵便局に迷い込んでしまった…?」と一瞬戸惑う。

建物内はすべて撮影OK!

また、局長の「おーにし@鉄ヲタ局長」さんもなかなか個性的。本業が鉄オタとプロフィールにある通り、鉄オタに優しい駅だ。「良い旅を~」と見送ってくださった。

荷物電車をイメージしたラッピングポスト

駅舎内にはミニキオスクもある。局長によると、周辺にコンビニが無いため住民の方の要望により設置したという。素敵…
地域密着型の駅舎に生まれ変わった江見駅。皆さんも訪れてみてはいかがですか~

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江見駅周辺 散歩

次の電車が来る1時間の間、江見駅周辺を探索。

江見駅周辺

江見駅そばには高層マンション。駅から南へ伸びる通りは商店街といった雰囲気でもなく、のどかな風景だ。

駅前の通り

少し行くと左手に古い商家。今は営業していないようだが、塩小賣所のホーロー看板が残っているところを見ると商店だったのだろうか。

元商店?
塩小賣所のホーロー看板!

向いには鳥居。この先にある神社は後ほど行ってみよう。
周りは建て替えられて新しい民家になっていた。

鳥居
碑が並ぶ

駅前の通りを南下し、伊南房州往還に突き当たる。

伊南房州往還へ

正面には全日食チェーンの三原屋。おそらくこの辺りが商店街のようだ。
まずは左折。左には元クリーニング店大伴屋。右は原肉店。その向かいには寿司屋「美やこ」。

大伴屋

今は営業していないが、鮮魚仕出し食料品の魚益。歴史がありそう。

魚益

隣にはお墓…と手前の石柱がなんとも言えない形で惹かれる。

お墓と石柱
美しい石壁
こちらは元何のお店だろう?
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元豆腐店?美しいタイル

先ほどの丁字路に戻る。個人的に好きな外観の建物が角にあった。

丁字路の角に

現在は営業していない様子…地元の方によると、元豆腐店だったとか。2020年頃に閉業したのではと教えてもらった。以前は豆腐の匂いを感じたという。

二階の窓

 

街道に面した一角に注目!!

タイル!!

岩波?が屋号だろうか。
白と緑の組み合わせのタイルが美しい…

岩波

マジョリカタイル?1枚無くなっているが、かつては7枚あった様子。さりげないデザインだが、マジョリカタイルがあるだけで華やかな雰囲気になって素敵。

マジョリカタイル?!

その西側、街道沿いは閉店しているお店ばかり。旧蕎麦屋こみやなど。

街道の西側

またしてもひっそりと裏通りに鳥居。神社へ向かおう。

街道から見える鳥居

神明神社の鳥居は東向きと南向きの二つ。

駅前の通りの鳥居

「神社探検隊!」の情報によると、創建は文安5年(1448)とのこと。境内は広々としている。

神明神社
忠魂碑

昭和27年につくられた、斎藤貞蔵氏の顕彰碑。

斎藤貞蔵氏の顕彰碑

西側には旧江見小学校。2015年に曽呂、江見、太海の3小学校が統合され、旧江見中学校を改修した校舎を使って新たに江見小学校として開校となった。→千葉日報「思い出の校舎とお別れ 江見小、太海小で閉校式 鴨川」

旧江見小学校

また、さらに足を延ばして、駅の北東側にある九頭竜稲荷神社を目指した。

九頭竜様踏切

トンネル脇に階段があるが…落石の影響で立ち入り禁止に。復旧の見込みもないそうで残念。

右手に階段が

江見駅の探索、いかがだったでしょうか。のどかな半農半漁の街並みが残っていました。

 

(訪問日:2022年1月)

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