「千代田通り商店街」葛飾区と江戸川区の境にある静かな商店街

京成小岩駅から、京成小岩商栄会を北にずっと進むと、新たな商店街が見えてくる。お隣の葛飾区との市境である「千代田通り商店街」。
夜の千代田通り商店街を探索。
千代田通り商店街
東京都葛飾区鎌倉4丁目。京成小岩駅が最寄り駅だが、葛飾区の商店街だ。
商店街のアーチが撤去されている場所が多い中、なぜか千代田通り商店街のアーチは現代的で謎な形を保っている。

今まで見たことが無い、幾何学模様のようなアーチ。

夜、18時を過ぎていたからか、商店街は人通りも少なくひっそりとしていた。しかし、このお店がぎゅっと詰まった商店街が葛飾区と江戸川区のギリギリにあるとは…

時間帯が悪いためかほとんどのお店が開いてなくて残念。
昭和32年(1957)にはじまった千代田通り商店街は、葛飾区のモデル商店街第一号にも認定されている伝統と歴史ある商店街。
映画化もされた児童文学『ルドルフとイッパイアッテナ』の舞台にもなっており、商店街の花壇にその記念碑が設置されているとのこと。(暗いので気づかなかった。)

商店街の道幅は車1台がギリギリ通れるほどの狭い通りで、約200mの長さの商店街。そしてお店の屋根には統一看板が軒を連ねている。

昔はアメ横のような賑わいだったというが、見ての通り静かな商店街になっている。

古いお店と新しいお店が融合しており、右にあるギャラリーなどではイベントも開催されていたようだ。

自動販売機がいくつかあるが、100円のコスパ最強な自動販売機が設置されているのは嬉しい。

カフェオレ、80円…安すぎる。

最近は商店街のお店も、入れ替わっており新しい建物になっている場所もある。時代の移り変わりを感じる。
「小山商店」は昭和29年創業、日本・外国たばこを扱っている老舗商店だ。ホームページに昔の写真が載っているが、たばこ売り場のショーケースが綺麗。

酒屋の壁には、カップ酒の自動販売機が光っていた。

商店街のアーチは、3か所。アーチの上に黄色い四角のようなデザインがあるが、あれは一体何を意味しているのか…商店街のマーク?

フードマルヤス
商店街の中心あたりに、フードマルヤスのお店が営業していた。

以前は隣が丸船青果店だったようだが、閉店し現在はマルヤスの売り場となっている。

マルヤスをあまり見かけることがないので、お菓子屋食品の安さにびっくり!!大量にお菓子を購入することになった。

交差点の角に構えるマルヤス。

交差点には、魚屋、ラーメン屋があり、ここが一番明るかった。

マルヤスも営業時間は19時までのようで、店仕舞いをしていた。昔はもっと多くのお店が灯りがあって賑わっていたのかな。

柴又らうめん、と書かれたラーメン屋も気になる。

外観が変わっている。と注目していたら、最近の「モヤモヤさまぁ~ず」でもロケが行われていたみたい。東京で3位の美味しさのもつ煮、食べてみたいな~

夜は人通りも少ない。昼間に訪れた方が良さそう。

鮮魚店「戸田屋」。下町の魚屋!という王道な魚屋。

ちよだもーる
千代田通り商店街は「ちよだもーる」とも呼ばれているようで、看板に描いてあった。シャッターが閉まった商店街は静寂に包まれている。

吾妻屋は豆腐店。商店街のだいたいのお店は、19時閉店のはずだが、閉店してしまったお店もやっぱり多いのかも。

増田屋は蒲鉾店。蒲鉾専門のお店は初めて見た。この商店街全体がスーパーのような便利な場所だったんだろうなあ。

千代田通り商店街の端まで来た。同じようなアーチが建っている。

京成小岩駅から帰宅する人たちが千代田通り商店街を通るくらいで、あんまり人通りがない…

商店街周辺にもいくつかお店があったようだ。
それにしても、なぜアーチのデザインがこのような形なのか気になる。

歴史ある商店街だが、それを一新しようと新しい雰囲気を出したのかな。

以前は80店舗もあった商店街の店舗数は半減、現在はとても静かな商店街が広がっている。
京成小岩駅に訪れた際は、千代田通り商店街も立ち寄ってみてください。
(訪問日:2020年10月)
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