本千葉駅近くに佇む2軒のレトロな洋館付住宅が気になる
寒川町から本千葉駅へ帰宅途中に見つけた、2軒の洋風な建物。本千葉駅は以前にも探索したが、住宅街に残る趣深い建物に釘付けになった。
寒川町からリサイクルショップへ
前回歩いた、寒川町の房総往還を引き返し、交差点から東へ進む。
郵便局の並びには商店の建物が並んでいるが、向かい側は道路拡張されて綺麗になっていた。
左手は千葉市立寒川小学校。東へ進み、線路沿いを歩いて本千葉駅方面へ。
線路沿いにリサイクルショップ「おうせ」を発見。
雑多な雰囲気で掘り出し物があるのではと思い店内に入ると、2階にもぎっしりと古い物が並んでいた。特にスタッフの方々の人数が多くて、不思議な雰囲気だったのが印象に残っている。
私の欲しいガラス瓶関係は無かったけど、レトロなグッズが販売されていたので好きな人にはおススメ。
その並びにビジネスホテルのような建物。
U-City Hotel と書いてあるが、現在はアパートのようだ。その奥にも「京屋」という文字が見える建物がある。
大網・末広街道沿いの建物
東側のメインストリートは「大網街道」「末広街道」。
動物病院の隣にあるもじゃハウスになっている建物が気になる。1階に店舗が並んでいたのだろうか。
街道沿いには昔ながらの飲食店がポツポツと並んでおり、駅から離れているのになぜだろう?と疑問に思った。
2008年のストリートビューを見てその答えがわかった。
現在、スーパーのリブレ京成が建っている場所は、千葉中央バス株式会社の車庫だったのだ。
そのため、周辺に昔ながらの飲食店や店舗跡が見られたのだ。
病院の隣の洋館付住宅
再開発によって、柏戸病院も移転。病院の裏手にある住宅が気になった。
奥は木造2階建ての和風住宅、手前は洋風建築。
大きな松の木などが並んでいて、建物の全体像はわかりづらいが、かなり立派な洋館付住宅だと感じた。
表札を見ると、柏戸病院と同じ名前だったので病院の関係者の住居ということだろうか。凄い邸宅だ。
柏戸病院の開設は、昭和3年(1928)。現在は3代目の院長とのこと。歴史ある病院の邸宅がすぐ裏にあるとは知らなかった…
また、邸宅の裏には1階が商店のアパートも。昔は焼き鳥屋も営業していたようだ。
追記:柏戸病院新築工事(千葉県)
飛鳥建設のホームページに、平成26年の柏戸病院の新築工事についてまとめられている。
柏戸病院の歴史は古く、昭和3年1月【柏戸内科病院】を開業、入院室12の個人病院から始まりました。初代院長が千葉医大の教授時代、大正15年結核予防ワクチンを日本に紹介、飛躍的な結核患者救済となり、3年後現病院の前身となる病院が開業されました。
昭和12年伝染病棟1棟・結核病棟4棟まで増築、ベット数98床の大きな病院となり、昭和16年第二代院長が就任、昭和38年柏戸 正英氏が第3代院長・並びに理事長に就任。昭和43年2月指名競争入札にて新病院建設を飛島建設が受注、昭和51年7月増築二期工事も飛島建設が受注、現病院の全体が昭和52年3月竣工、現在に至っています。
旧病棟のほうかもしれないが、ステンドグラスがついたレトロなドアが存在したらしい。今も残っているかは不明…→「マイナビ看護師」
本千葉駅近くの洋館付住宅
そして、さらにもう一つ。本千葉駅方面の住宅街に、洋館付住宅が残っていた。
あまりにも素敵な建物で初めて見た時は言葉を失った。
角に佇むピンク色の外観の洋館。左側が平屋の和風住宅。
以前は窓も覆われていなかったようだが、最近トタン板で覆われてしまった。
すぐ近くには、以前紹介した「なりた旅館」の看板も。
洋館付住宅が2つも残っている本千葉駅周辺。この建物は普通の民家なのだろうか。
灯りがついているので現在も住んでいる方はいらっしゃるはず。
裏側は錆びたトタン板で覆われていた。いつか機会があったら建物内を見てみたいな…
近くにあるビジネスホテル「なりた旅館」。以前詳しいお話を伺ったことがあるので、また今度洋館付住宅のことも伺いに行こうかしら。
【旅館】本千葉のビジネスホテル「なりた旅館」で聞いた幻の建物
(訪問日:2021年7月)
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柏戸病院は今の建物になる前に入院していた病院でしたけど、一つ印象的なところがあって待ち合いロビーのところに昭和初期の建物から移したと思われる扉があって現役で使われていた事が印象的でした。
ドアノブが凄い低い位置にあって当時の平均身長に合わせた作りが凄い印象に残ってますね。
今の建物にその扉があるのかはわからないですが、柏戸病院の画像を検索したらその扉がありましたので検索してみて下さい。
柏戸病院、そんなレトロな物が残っていたとは!!今も残っているのでしょうか…確かめに行きたいですね