千葉を代表する駅弁「万葉軒」。JR千葉駅構内で「菜の花弁当」を購入
千葉の駅弁と言えば!知らない人はいないであろう「万葉軒」。
今回、JR千葉駅構内にある万葉軒で「菜の花弁当」を購入したので、万葉軒の歴史を記事にまとめたいなと思いました。
JR千葉駅構内の駅弁屋さん
千葉県千葉市中央区新千葉1丁目1−1。JR千葉駅の改札階にある「万葉軒 ペリエ千葉エキナカ店」へ。
駅弁に馴染みが無い私にとっては、名前は知っていても購入する機会が無かったので今回が初購入…駅弁を食べるほど長時間電車に乗らないし、そもそも駅弁を在来線で食べている人をほとんど見かけない。そしてこの日もコロナ禍ということもあるが、購入後は自宅で食べた。
定番商品の幕の内弁当(800円)と菜の花弁当(700円)。
他にもロングセラーの「トンかつ弁当」は550円。とんかつではなく、トンかつなのですね。
この日の気分は、「菜の花弁当」だった。千葉県のシンボルである菜の花をイメージする爽やかなパッケージに惹かれた。スプーン付き。
白いご飯の上に玉子と鳥そぼろ。その間にあさりの串がのっている。房総の春を目で見て、味わえるお弁当。懐かしい方も多いのでは?
咲き誇る菜の花と青い空を車窓から眺めながら本当は駅弁を頂きたいところだけど…
いつか電車で駅弁を食べる日を夢見て。
万葉軒の「トンかつ弁当」
追記。別の日に、気になっていた「トンかつ弁当」を購入した。
この日も電車内で食べる勇気は無かったので、成東駅近くの公園で万葉軒ランチ。
下の写真、下のお弁当が通常サイズで、上がジャンボサイズ。ジャンボはカツのサイズが大きく、ウィンナーも入っている。
ハムカツのような薄目のカツだが、個人的には脂身が少なくて食べやすかった。冷めていても美味しいのはさすが駅弁だなと思った。
万葉軒の歴史
万葉軒の歴史について、Wikipediaの万葉軒のページに詳しくまとめられている。
昭和3年(1928)に創業。今から百年近く!
現在は、株式会社リエイの駅弁・弁当事業ブランド「マンヨーケン」として千葉のみならず、グローバルに展開しているそうだ。
駅弁だけではなく、飲食店経営も行っていたようで、「JR千葉駅やJR千葉みなと駅の構内、稲毛海岸で食堂の営業も行っていたが、駅改修などに伴い閉店し、残った稲毛海岸の「せんげん」も2012年(平成24年)閉店[1]して飲食店経営からは撤退した。」とある。
稲毛海岸の「せんげん」は10年ほど前まで存在したというのだが気になるな~
調べていたら、2021年4月に千葉市中央区要町に存在した旧本社工場ビルが閉鎖、現在はマンションが建設されているという。うたちゃん日記「 【千葉市民衝撃】千葉駅の駅弁万葉軒旧本社工場ビルが閉鎖されていた!(千葉県千葉市中央区要町)」より
以前はそのビル内でお食事スペースや売店もあったようで、今は事務所機能が浦安に移転…
そもそも、千葉県内には他にどのような駅弁屋があったのだろう?山下清が働いて居た、我孫子駅の「弥生軒」は有名だが、他に存在したお店も一覧でまとめてみたいな。→我孫子駅「弥生軒」。昭和3年創業、山下清が働いて居た
皆さんは覚えている駅弁屋さん、ありますかね~
追記:皆さんより 駅弁情報
皆さんから頂いた追記。
・千葉市内の直売店
国道14号沿いの、浅間神社の鳥居の脇とか何箇所かに駅弁スタンドが数店舗あった。東関道・幕張PAと首都高・市川PAのショップも仕入れていてドライブ中に買う事も出来きたそうです。
・やきはま丼という蛤形の陶器容器
保管していた写真を提供していただきました!割れやすそうな物なので、再利用はせずしまっておいたそうです。貴重!
※これとは別に、やきはま弁当という普通の弁当箱に入った商品もありました。個人的に復活を希望するお弁当です。「漁り弁当」「潮干狩り弁当」なども。
・菜の花弁当とトンかつ弁当が一緒になったトンかつ菜の花弁当もあったそうです。
・万葉軒の本社ビルのイートイン(2020年2月)の写真
味噌汁がお代わり自由だったそうです。
店内には、房総の鉄道ゆかりの品物が色々と飾ってありました。特急の?シートも客席として使われていました。
・桑原弁当(成田駅)
千葉県内の駅弁情報も募集中。成田駅で販売されていた桑原弁当も調べてみたい。
(訪問日:2022年1月)
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駅弁、良いですよねぇ~。
流行り病の前は出張や旅行の際に結構利用していました。
画像の中にあった「ひっぱりだこ飯」私の地元の淡路屋さんにもラインナップあります。提携品なのかな?と思ってしまいました。
とても美味しそうなレポートありがとうございました。
万葉軒の駅弁、大変お世話になりました。当方、小学生4~6年時(昭和59~61年)、大網から千葉市内のセントラルスイムクラブ・千葉へ通っており、帰りはバスで千葉駅に出て、駅弁を買って昼食にしていました(行きは本千葉駅下車で徒歩。以前リポートされていた「なりた旅館」の前を通っていましたよ。)
親から昼飯代はもらっていましたが、常に一番安いトンかつ弁当を買っていました。確か380円だったような?ご飯にソースがしみていて旨いんですよ。包み紙のブタ君も変わらずにいてくれて、大変懐かしいです。
以前の千葉駅東口構内にあったそば屋は万葉軒でしたね。あと総武線下に鉄道警察とならんでロッテリアがあって、トイレを挟んでラーメン屋さん大金っていったかな、独特のスープと珍しい麺を茹でる機械がありました。最近千葉駅構内であの機械を見た記憶があり、まだ現役なんだなと思った。どこにあったのかな?こんど確かめて見ます。食券というか札もほかにはない仕組み。昭和55年ころトンかつ弁当350円でしたね。たこ焼きが入っているような安っぽい容器でペラペラのトンかつでしたがコスパ最強ですね。
昔は千葉駅の総武線を除く各ホームに万葉軒の弁当売店がありました。房総特急が千葉を通らなくなって閉めたのかなと思います。
ふたたびもっこり公爵です。DADA様ご記載のとおり、ちょうど5・6番線(外房線)ホーム階段の左側が、万葉軒の立ち食いそばでした。入口の一画で駅弁を販売しており、当方はそこで購入していました。各ホームの駅弁売り場も覚えています。外観が派手な赤色でした。ときどきこちらでも購入していました。ホームの売り場はいつの間にか無くなっていましたが、地下通路からの乗り換えエレベーター設置工事が始まってから?であったかもしれません(記憶あいまいです)。
万葉軒が経営していた、せんげん。
稲毛浅間神社一の鳥居のすぐ裏にあり、自分が小学生の頃、よく家族で食べに行きました。食堂、というよりも、古民家風の威厳のある建物で、とても美味しい蕎麦屋さんでしたが、確か入り口付近にプレハブ小屋があって、そこで万葉軒の駅弁を売っていたような気がします。子供心に、駅でもないのに駅弁?と不思議でした。
店内にはまだ埋立前の、海水の中に立つ一の鳥居と、その周りで海水浴をする人達の写真があり、店を出て、車がビュンビュン走る14号線の近くに立っているその鳥居が、本当に同じものとは信じられない思いでした。
もうお店はなくなってしまいましたが、コメントに先立ちググってみたところ、お店は跡形もなく寂しい気持ちになりましたが、食べログには往時の写真が残っていてとても懐かしい気分になりました。