八千代市吉橋の辨天宮が幻想的。古峰神社・旧国蔵院と合わせて
八千代市吉橋の歴史散歩。今回は、池の中心にある辨天宮とその周辺について。弁財天で池に囲まれているものは最近意外と少ない?気分転換にもなりました!
辨天宮(八千代市吉橋)
千葉県八千代市吉橋2827−4。前回の消えた大杉大明神から一本道を西へ。ソーラーパネルが設置されている空き地の隣に広いため池が青いフェンスに囲まれている。
池の中心にコンクリート製の道がある。これは通って良いものなのか…
青いフェンスで囲まれているが、特に立ち入り禁止の看板が無かったので扉を開けて参拝することにした。ただ、最初はブロックが架かっているのみで足場が決して良いわけではないので注意です。
私は一体どこにいるのだろう… Googleマップの口コミで「異世界みたい」と書いている方がいたが、本当にそんな感じ。開発されている八千代市の駅前とは正反対な風景が広がっている。
島の中心には赤い辨天宮の鳥居。
弁天様は元々インドのサラスバティー川の河神さまということで、日本でも水辺、島、池、泉など水に深い関係のある場所に祀られることが多いそうだが、千葉県内でいくつか巡っている中でこれほどの規模感の池が残っているもの、そして立ち入れる場所は珍しいのでは?
鳥居傍の手水鉢は明治21年建造。
正面の一部が破損してしまっていて現在は使われていない。
社の裏にある大木が根こそぎ倒れている。数年前の千葉県を襲った台風の影響なのだろうか…
ネット上には詳しい情報が無いが、明治21年の手水鉢があるので100年以上歴史があるのだろう。風が波打つ水の音を聞きながら、一人で佇んでいた。
茅葺屋根と古峰神社、旧国蔵院
辨天宮を後にし、周辺を探索しつつ帰路へ。
民家の裏に、茅葺屋根の古民家を発見!2017年頃はトタン屋根で覆われていたがそれが剥がれて茅葺が露出してしまっている。
現在は無人なのだろうか。それにしてもこの辺りで茅葺屋根の民家を見るのは初めてだったので、記録に残せたことは良かった。
近くにはフランスパン工房。フランス人の方がオーナーのパン屋さんで秘かな人気だそう。
南側の角には古峰神社。
その隣には「高本農業協同館」。入り口の門柱が古そうなので歴史が気になったが、ここは旧国蔵院だそう。
門柱には特に文字は記載無。
境内には旧国蔵院時代の墓や石碑が並ぶ。
御神燈(ごしんとう)。提灯では見たことがあるが石造物は初めて見たかも?
馬頭観世音、下部に美しい馬の絵。
八千代市吉橋探索はこれにて終了~
(訪問日:2022年3月)
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