内房線「安房鴨川駅」駅前の商店街。”東京堂””稲田洋品店”に惹かれ -鴨川⑴

安房鴨川駅へ!鴨川といえば、鴨川シーワールド?と連想する方が多いと思いますが、今回は鴨川シーワールドとは反対側の市街地を探索!駅前の商店街を辿ってみましょう~
内房線「安房鴨川駅」へ
千葉県鴨川市横渚。内房線「安房鴨川駅」へ到着。大正14年(1925)開業。
内房線と外房線それぞれの終着駅である。昭和4年(1929)には房総東西線全通祝賀式が行われ、駅前に大勢の人々、凱旋門が建てられ賑わった。

駅西口にはイオン(フローレ鴨川)がある。
鴨川といえば、「鴨川シーワールド」!私も何度か訪れたことがあり、駅からバスに乗った覚えがある。しかし、駅周辺はどのような街並みだったのか全く覚えてない…
そのため今回は、駅東口から商店街を探索し、鴨川シーワールド以外の魅力を見つけたいなと思った。

同じ電車から降りたカップルは鴨川シーワールドへ向かうのだろう。総合レジャーセンターである鴨川シーワールドがあるのは、私が今回歩くのと反対側、東口から北。
昭和45年(1970)に開業しているので、50年もの歴史が!

鴨川には何度も訪れているけど、反対側にはどのような街並みが広がっているのだろう…ワクワクしながら歩いた。

駅前の商店街
まずは駅東口を降りて南へ、県道247号を歩いて行く。駅前にはセブンイレブンがオープンしていたが、かつては個人商店が並んでいた。

その中でもカフェ「フルーリ」の建物が石造り?になっていて古そうだ。
駅に一番近い場所にあるのは立ち食い蕎麦のお店「両国」。

今も営業しているのだろうか?
鴨川名物・味の王将、日蓮そば発売元、立食の元祖など興味深い言葉が並んでいる。

隣は石渡履物店。

観光客向けのお土産店というより、地元の方々が利用する個人商店が並んでいる様子。といっても現在営業しているお店はあまりない…

錆びたシャッターのお店は、ナショナルを扱っていた電器店。

鴨川手打ちそばも営業している雰囲気が無い。お昼どうしよう…と思ってきた。

左手に喫茶店「ほんま」があったようだが、閉店している。
右手に房日新聞社。1948年創刊、房総半島南部の安房地域(館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町)をカバーする日刊紙だそうだ。

商店街を歩いている人の姿が無い。

清龍?中華料理店だったのかな?

カフェも営業している雰囲気が無い。駅前はコンビニに頼らざるを得ない…

東京堂
左手に見えた2階建ての建物は青いタイルの柱で他の建物とは一風変わった雰囲気で気になった。
側面にはお花?の中心に妖精のようなキャラクターが描かれていて、可愛い。

すかさず気になって、反対側の道路へ渡って全体を眺めてみた。

TOKYODO、東京堂である。
先ほどと同じ妖精のキャラクターが中央に描かれている。ショッピングセンターみたいな雰囲気。

楽しい東京堂…しかしシャッターの奥は空だ。閉店してしまっている。

2015年の時は営業中だった。
人形なども扱っている。玩具屋だろうか?
調べたら鴨川市内に二店あったおもちゃ屋の一つだったそうで、子供の頃は入り浸っていた、と地元の方が思い出をnoteに書いていた。→2019/1/3 午後12時30分頃のブラブラ
稲田洋品店
向かい側の半分朽ち果てている建物は時代から取り残されたよう。
稲田洋品店…建物の横側に古い看板が残っていた。

駅前通りの中で一番歴史を感じるお店。地元の方によると仕立て屋だったらしい。

看板の奥の窓枠を見逃さなかった。大正~昭和初期頃の建造かしら。

正面右は大きなショーウィンドウの面影を残す。

さらに奥には、鴨川信販加盟店のクレジットの看板。鴨川信販加盟店、商店街のお店は加盟していたのかな?

商店街はつづく
ガソリンスタンドがあるT字路を左折し、南へ進む。

右折した道沿いにもお店があり、パパ倶楽部という店名が気になった…

左折し、引き続き商店街は続いている。

ワカマツヤは元衣料品店。

その隣は元美容室、右には看板建築みたいな酒屋があったが取り壊されていた。

館山信用金庫は工事中のようだった。

館山信用金庫の隣、木造2階建ての建物は1階がお店になっている。
コーヒー・喫茶タイムとあるが営業している雰囲気は無かった。

県道沿いをさらに南へ歩いて行く。炎天下の中の探索だったので暑くて大変だった…
そういえば、左手の松のある空き地には銭湯があったと以前「鴨川の銭湯一覧」をまとめた際に知った。

松の湯、だから松の木が残っているのだろう。銭湯がいつ頃まで存在したのか分からないが、現在は人陰すら見当たらない…
松の木の向かい側、履物店「中嶋屋」の建物の隣にある柱と壁。普通に歩いていると通り過ぎてしまいそうな存在感だが、これも昭和初期頃に造られたものではないだろうか。

履物店の壁だと思われるが、片方に一部だけ残っている。
さらに進むと洋品店「ヤマザキ屋」が営業中。

向かい側に、カレーハウスさつき。今回のお昼ご飯はここで決まり!

とりあえず駅前の商店街は終わり。次は一番賑わっていたと思われる中心の商店街を探索する。
(訪問日:2021年8月)
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