銭湯「三筋湯」。浅草から三筋2丁目の宮造り・老舗銭湯へ入浴

銭湯「三筋湯」。浅草から三筋2丁目の宮造り・老舗銭湯へ入浴

今回は、銭湯「三筋湯」。昔ながらの破風造りの屋根が残る建物、そして下町情緒あふれる銭湯の夜は一生忘れることのない時間でした。

夜の浅草を歩く

浅草雷門の近くの神谷バーで夜ごはんを食べ、電気ブランも飲んだので夜風に当たりながら銭湯を目指す。

台東旅館にもシャワーはあるが、浅草は銭湯の数も多いので、せっかくならば銭湯に足を伸ばそうと思った。

夜のネオンは眩しい

寿1丁目、新堀通り沿いで見かけた「東福織物」の建物。周囲がビルなので少しでもレトロな建物が残っていると目立つ。

東福織物

三筋2丁目の交差点へ。角にある「ミスジ」というお店が気になった。うどん、そば、カレーライス…営業していたら入ってみたかった。

交差点にて
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銭湯「三筋湯」へ

東京都台東区三筋2丁目13−2。住宅街にある銭湯「三筋湯」へ。

今まで敷居が高く感じていて、昔ながらの銭湯に入りづらいなと思っていた。それと、単に家に風呂があるので、お金を払ってまで銭湯に行く必要性を感じなかったのだ。

ただ、誕生日だし、古い旅館に泊まって銭湯に入る日があっても良いのではと思って、周辺で一番建物が古そうな「三筋湯」へ。

夜8時くらい

煙突が見える!平日の夜、20時頃に訪問。

煙突

銭湯の匂いが漂ってきた。辺りは閑静な住宅街。その風景に溶け込んでいる銭湯「三筋湯」。お客さんの出入りも激しい。

自転車も

建物は、昔ながらの宮造り銭湯。昭和26年(1951)創業、建物は創業当時のまま変わっていないらしい。

宮造りの銭湯

千葉県には宮造りの立派な銭湯が、もうなかなか残っていないので羨ましいな…今度は昼に外観を撮影したい!

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三筋湯での銭湯体験

三筋湯の凄さは外観だけではない。私はこの日の銭湯体験をきっかけに、銭湯の魅力にどっぷりとハマってしまった。

良くも悪くも中毒性がある。最初の銭湯デビューが三筋湯で良かった。

三筋湯

番台式。女性に470円を払い、脱衣場へ。

まずびっくりしたのが、お客さん同士のコミュニケーション!
「こんばんは~」「おやすみ」といった、近所の人々の挨拶。銭湯はお風呂に入るという目的だけではないことを身をもって体感する。

そして、脱衣場が広い!天井も高く、外を見れば赤い鯉が泳いでいる。

タイル絵も素晴らしい

また、洗い場にも金魚が泳ぐ水槽があって、癒される。シャンプーとボディソープがあったので安心。

お風呂の温度もちょうど良い!岩風呂から滝のように流れる風呂。鮮やかなペンキ絵も見事だった。

お風呂に入った後は、高い天井から吊り下がっている大きな扇風機でひとやすみ。
うわ~気持ちよすぎる…

家のお風呂では感じない開放感のある脱衣場に惚れ惚れ。「銭湯ってこんなに気持ちよかったんだ!」と改めて銭湯の良さを知った。

 

ドライヤーは4分で20円。ただ、若い人には敷居が高く感じてしまう銭湯。一歩入るとその魅力がわかると思うんだけど、その一歩が重い…

記事を通して、若い人にも銭湯の良さを伝えていきたいな…

この日を皮切りに、銭湯の良さに気づいた私は、探索で銭湯を見かけると積極的に入るようになった。これからは、友達も誘ってみたい。

三筋湯、どうかこれからも末永く続いて欲しい…また行きたい。

銭湯の中の写真が気になる方は「ベビーキッズTV」さんの記事を→【三筋湯 新御徒町銭湯】金魚を見ながらお風呂に入れるレトロ銭湯!

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かっぱ橋道具街通り

7月。湯上りに夜の浅草を散歩。火照った体に夜風が気持ち良い…

旅館へ帰る途中、かっぱ橋道具街通りへ。

かっぱ橋道具街通り

 

「世界の食器ニイミ」のネオン看板。

ニイミ洋食器店

向かい側にはカラフルなコップが並ぶビル。派手な装飾が浅草らしい。

カラフルなコップ

かっぱ橋道具街通り。食器具・包材・調理器具・食品サンプル・食材・調理衣装などを一括に扱う道具専門の問屋街として知られ、約160軒の専門店が集まる。

正式名称は「東京合羽橋商店街」と呼ぶそうだ。

その歴史は古く、大正元年(1912)に数軒の古道具商が店を構えたことに由来とされている。かつては都電千束千も敷かれていたとか。

東京合羽橋商店街

私も小さいころから何度か訪れているが、改めて歴史を知ると丁寧に探索してみたくなる。

三筋湯の夢から覚めないうちに旅館へ。

 

(訪問日:2021年7月)

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