「アサヒ商店街」平賀源内ゆかりの地の個性豊かな商店街

「アサヒ商店街」。今回は前回の「日の出会商店街」の先で見つけた商店街を紹介。日の出会商店街とはまた違った、個性的な街灯が目立っている商店街。
江戸時代の有名人・平賀源内との関係性もあるらしく、興味深い商店街です。
アサヒ商店街の歴史
アサヒ商店街は東京都台東区清川、東浅草2丁目の交差点から、東へ250m続く商店街。日の出商店街からアサヒ商店街へ。明日への希望が湧いてきそうな商店街名だ。

そしてなんといってもアサヒ商店街の街灯は個性的!合理性を求めた現代に反して、個性溢れる街灯が残っているのは嬉しい。

街灯は、商店街に沿って並んでいる。「手を繋ぐ親子と太陽」をモチーフにアサヒ商店街のマークはつくられているという。探してみてほしい。

アサヒ商店街のホームページによると、江戸末期から明治期にかけてこのあたりは東京屈指の別荘地であったという。公家や旧藩主といった方々が住む高級地域。
また、日本のレオナルドダヴィンチと呼ばれた平賀源内が眠る墓所も近くに残っていることから、平賀源内ゆかりの地としても知られている。
1964年のアサヒ商店街の写真が載っているが、歩道の上にはアーケードが映っている。アーケードがあることで、天候に関係なく買い物ができたのだろう。今はアーケードが無くなったことで、明るい雰囲気になった。
アサヒ商店街の店舗
アサヒ商店街の店舗情報についてはこちら。45店舗の情報が載っている。訪れた日は日曜日だったためか、営業していないお店も多かったが、普段であれば見応えがありそうな商店街だ。

中村家は、「そばカフェ」としてリニューアルオープンしたらしい。名物のそな粉入りシフォンケーキが気になる。新しそうだと思ったが老舗。お昼ここでも良かったなあ。

商店街に書店が残っているのは商店街が元気な証な気がする。日曜日は休業。

アーケードが取り払われたが、統一看板は残っているので店舗名を確認しやすい。

古い建物とスカイツリーを両方堪能できる良い風景。

右のお店は「かり豆屋 たばこ店」左は炭火焼き鳥「玉ちゃん」

スターは営業していないようだ。

ヘアーサロンライトは月曜日定休日。

珈琲の店「フローラ―」。とても気になるのだが、営業していない様子。残念。

隣の稲荷寿司「松むら」は浅草名物と書いてある。創業70年以上の絶品稲荷寿司ということを後で知った。
火曜日が定休日。

丸八精肉店は営業しているのか不明。

様々な店舗が一つの建物に密集している。

こちらはお弁当のひやく亭(清川店)。とても安いため、購入している方がいた。隣には100円の自動販売機も!

正面に見える「アサヒ会館」は、商店街振興組合。この日はお休みで残念。

レトロな外観が可愛いバスは「めぐりん」。料金は100円なので、探索の時に使っても良さそう。

大作書店は営業中。様々な看板建築が並んでいる。

寿司、天ぷら活肴、光。サービスランチが目に入る!

角の「フルーツ房」は昔ながらの佇まい。営業してないようだけど。

クイックドライのQが可愛い。Qの中に顔をつけるなんて個性的だな~

商店街の途中に高層マンションが建っていた。

日の出商店街と比べるとかなりお店が残っていて、商店街の雰囲気を感じることができる。

お惣菜の「にんじん」。茶色の錆びた?看板建築が良い味を出している。

師岡輪店は自転車屋さんかな?佇まいが和風で素敵。

金子表具店は4代目というので、かなり老舗。

ヤマザキデイリーストアー清川店。だが、看板が外されているので閉業したっぽい。

途中で見つけたドラえもん。なぜ電柱に吊るされているのか…かわいいけど。

純喫茶ラブは一瞬情報喫茶?と見間違えるが、純喫茶です。店内はびっくりするスペース系のデザインとのことで、一度入ってみたい。不定休らしい。


宇宙飛行士の向井千秋さんも訪れたことがあるとか。
カレーの店「ニューダイカマ」は営業していて、カレーライス650円と安かったのだけれど、混んでいたので断念。創業48年、オーナーは銀座で修行した方とのことで、地元でも人気。混んでいるのも納得です。


アサヒ商店街の街灯。中央のイラストに注目。

アサヒ商店街は日曜日が定休日のお店が多いようなので、それ以外の曜日に訪れることをお勧めする。

現在は80店舗が並んでいる商店街。昭和30年頃の100店舗に比べると少なくはなっているが、まだまだ元気な商店街の印象を受けた。

(訪問日:2020年10月)
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