再開発前の旭駅前と、美しい洋館付住宅が気になる -旭⑺
旭の探索もいよいよ終盤。各地を歩いて、駅へ戻っていると、不思議な和洋折衷の建物が目の前に!
最後に素敵な建物と出会えて幸せです。
旭駅前通りの現在
千葉県旭市ロ663−13。総武本線「旭駅」南口の「駅前通り」を歩く。初めて歩く通りだが、なんだか違和感を覚えた。
駅前通りはロータリーも歩道もとても綺麗に整備されており、昭和感はゼロ!という印象を受けた。住んでいる方にとっては住みやすそう。
でも、それ以前はどのような駅前だったのだろう?
駅前通りには個人商店が並んでいるが、どれも新しそうな外観。もしかしたら再開発の時に建物を後ろへ、道路や歩道を広くしたのかもしれない。
さすがにストリートビューでも残っていなかったので再開発は随分前に行われたのだろう。
再開発前の総武線・旭駅
再開発は私の思い込みだろうか…昔の駅前の情報が全くないなあと思っていたら、YouTube動画で載せている方がいた!
「旭駅(総武線)駅前再開発で消えた昭和の建築群」
いつ頃の動画なのかはわからないが、かつては駅前に古い建物が並んでいた事がわかる。
確かに昔のままでは道幅も狭く、ちょっと暗いイメージ。再開発によって明るい風景になった。
三日画師さんのTwitterに2006年の駅前の写真が掲載されている。→
https://twitter.com/43days/status/1444297994862350342?s=20
https://twitter.com/43days/status/1444301115554557952?s=20
https://twitter.com/43days/status/1444305545616187399?s=20
旭市市民会館の裏通り
駅前通りは再開発が行われて綺麗になったが、一本裏通りには昭和の面影が残っている。旭市市民会館の南側の通りへ。
市民会館が近くにあるからか分からないが、居酒屋や美容室などが並んでいた。今は廃業している雰囲気だが…
そして、ここは一度訪れたかった喫茶店「チビッコ」。2020年8月に閉店。コロナが関係あるのかわからないが、「いつか行きたい」という願いは叶わず…
「わき道にそれて純喫茶2」さんが訪問しているのを見ると、パフェ食べたかったなあとつくづく思う。日々、後悔しないように行動しなければ…!
2019年、営業しているとき
しんちょう通りの続き
駅前通りは再開発で綺麗になっているので裏道を少し覗く。
なんだか雰囲気がある裏通りだなあと直感的に感じた。元々飲み屋街だったのでは?と思ってしまうほど。
不思議に思って、2012年のストリートビューを見ると、駅前通りに面して「林青果店」の古い建物がドーンと建っている。
再開発で今は建物が無いが、それ以前はこの裏通りは駅前通りからは通れなかったことがわかる。というと、この通りにあるお店は隠れ家的なお店だったのかも。
こちらは寿司屋「千葉屋」。立派な建物だが営業している雰囲気は無い…
この辺りは、旭の最初の記事で紹介した「しんちょう通り」の一部。
書いていて思ったけど「しんちょう通り会」ってどういう意味なんだろう?地名なのかな?新町?
線路の近くを歩いている。交差点の角にある建物は「明治牛乳」という文字がうっすら見えた。
駅とは反対方向にずらっと並ぶ白い街灯。昔は両サイドにお店が並んでいたのかな。
旭の街の探索を一旦終えて、駅方面へ。電車の本数が少ないので、常に時間を気にしながらの探索。
和洋折衷?民家
そして、しんちょう通り会、駅近くで見つけた建物。最後にして最高に素晴らしかった!
私がとても好きな、和洋折衷型の近代建築!昭和初期に流行したデザインで、現在も残っている建物は少なくなってきているので旭で見ることができるとは嬉しい。
洋風なデザインの右側の細長い建物。窓はアルミに新しく変えられているが、縦長のデザインが当時のデザインのまま。
左側は和風の2階建て木造建築。現在も民家として使われているようだ。
少し外壁が剥がれているのが気になる。大丈夫かな。
趣深い建物。元旅館かな?調べても情報が全然ないのでわからないなあ。元々個人宅なのかな。
玄関にはレトロな照明も残っている。素晴らしい。
ノーマークだったので、最後に素敵な近代建築と出会うことができて本当に良かった。
もし建物のことを知っている方がいたら教えてください!
(訪問日:2021年6月)
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