「旭銀座通り商店会」にワクワク!”好きですこの街”素敵な建物たち -旭⑵

今回、旭に立ち寄りたかった一番の目的の場所。「銀座通り」です。
地図で見るだけでも賑わいを感じますが、実際に歩てみるとどんな建物やお店が並んでいるのでしょうか?ワクワクします!
旭ボウル
千葉県旭市ロ904−1。前回のつづきで、総武本線「旭駅」南口から西へ。踏切の傍にあるのが「旭ボウル」。
昭和レトロ感溢れるボーリング場!

1階は駐車場。入り口を覗くと小さなゲームセンターが見えた。紫色?に近いピンク色の外観が素敵。
プロショップベガ系列のボーリング場とのこと。

最近、ボーリング場の数も減っているのでこういう小さなボーリング場には頑張ってほしいなあと思う…
旭銀座通り商店会へ
今回、旭を訪ねる一番の目的がここの「旭銀座通り商店会」!”銀座”の名称がつく商店街が残っていることにも感動したし、グーグルマップで確認すると雰囲気が良かったので一度訪れたかった。

「旭銀座通り商店会」は、千葉県のホームページ情報によると、加盟店舗数が18。約400mくらい南北に伸びる商店街である。以前は商店街のアーチも存在したとか?

「不二家」の向かい側が見事に更地になっていたが、かつては大きなお店の建物が2軒存在したようだ。

2012年のストリートビューより
比較的車の交通量が多いので、踏切側は歩道も無くて歩くのはちょっと危ない。
また、銀座通りでは旭市のメインイベント、旧暦の七夕の時期には「旭市七夕市民まつり」が開催されるという。七夕装飾によって華やかに彩られる姿を見てみたいな…

交差点の角には旅館「旭楼」。旅館については次回の記事で紹介予定です~

銀座通りの街灯には、人形のイラストが描かれている。イメージキャラクターなのかな?

「好きです この街」
旭に対する愛が溢れている街灯だ。他の地域でここまでストレートなメッセージはあまり見ないなあ…
銀座通りのメインストリートへ
商店街の中央辺りは、歩道も整備されていて歩きやすい。

旭駅は海側の方にしか改札がなく、商店街があるのも南側。なのでこちら側が街として発展していたことがわかるが、現在は北口側にサンモールなどのショッピングセンターがオープンしたため、国道沿いに商業地が変化しているらしい。

かといって、銀座通りがシャッター通りになっているわけではなく、人通りもある。

商店街は空き地になっている場所も比較的少なく、建物が残っているので歩いていて楽しい。「ミドリヤ陶器店」は時代を感じる店内…


交差点の角にあるのはブティック「アン」。

また、街灯のところに設置しているスピーカーからは音楽が流れていた。商店街にスピーカーが設置されていること自体も私にとっては珍しい…
気になるタイルの建物
商店街で気になったのがこちらの建物。

一見、新しい建物?に見えるかもしれない。だが、壁は新しく後から覆われているだけで、元々は古い建物だと思う。
建物の隣、裏へ続く門柱が歴史を物語っている気がする…

そして、入り口に注目。水色のタイルの円柱と木製の扉。これだけでお腹いっぱいだなあ…素敵。

近づいてみると、入り口の床にもオレンジ色と白色の豆タイルが敷き詰められていた!なんてオシャレな外観なんだろう。

また、入り口の天井には照明の名残も。扉の向こうにはどんなお店が広がっていたのだろう。建築当時はかなりオシャレな外観だったのではないかと想像する。

2012年のストリートビューを見ると、店内に衣料品?らしきものが映っているので洋品店だったのかな?知っている方いたら教えてください。
「旭銀座通り商店街」のレトロな建物たち
「銀座通りへようこそ!どうぞごゆっくりショッピングを」
銀座通り専用の駐車場も完備されている。

歩道が整備されているので歩きやすい。歩いていると、各店舗からお客さんとお店の方の談笑が聞こえてくる。昔ながらの商店街がまだ残っていて和むなあ。

左の看板建は、はきもの屋の「太田屋」。閉店している。

銀座通りで一番目立っている和風建築が左の建物。

最初、旅館かな?と思ってしまったほど立派な佇まい。よく見ると看板に「茶楽」と書いてあるのでお茶屋さんだったのだと思う…

2012年頃には「いこいの場」として使われていたようだ。現在は利用されていないので、建物を放置しているのは惜しいなあと思ってしまうほど。素敵。

左にあるのは「井筒屋洋品店」。制服などを販売している。右側は薬局「オオヤ」。

その隣はレディースファッション「まりも」。建物の外観がヨーロッパの小屋みたいで可愛いなあと思った。

シャッターの間から覗く扉もステキ。

その隣の角は既に看板が無いのでお店の名前がわからないが、レディースファッション「まりも」を含む一角の背後に屋根が見えるので元々古い建物だったことがわかる。

屋根が平入りといって、入り口が軒と平行にある建築様式なので戦前の建築かもしれない。
その向かい側の角は洋品店の「井筒屋」がお店を構えているが、店内から地域の人の話し声が聞こえて来た。

右手にあるのはデイリーヤマザキ。地方に行くとデイリーヤマザキの確率が高いのはなぜだろう。

どこへ行っても同じようなコンビニエンスストアばかりなので、マイナーなヤマザキショップなどを見かけると嬉しくなる。自動販売機が安いので特に愛用してます。

「新甚ゴム」の文字が書かれた黄色い建物は看板建築?3階部分の小さな窓が気になる。

その隣は「まちかどギャラリー銀座」に。

入ってみたいなと思ったが、開いている雰囲気は無く。期間外なのかな?

そして、向かい側に気になる建物。銚子信用金庫の看板の奥、明らかに看板建築になっているのが横からわかる。

薬局の建物だけど、表側は覆われているので全貌がわからない。建物を見るときは横からの視点も必要だなと実感した。

角にあるのはおもちゃ店「じんべえ」。店内には懐かしいおもちゃ、エアガンなども売っているそうな。

銀座通りは交差点で終わり。交差点を右折すると、今度紹介する「本町通り」に。

旭銀座…一番賑わっていた頃の写真を見てみたい。

成田山真福寺へ
銀座通の西側にあるお寺へも寄り道。途中、「味餃子」の看板に一目惚れ。堂々たるフォントに心を掴まれた。

「うまくて安い」気になる。
こういう小さな昔ながらの餃子専門店って珍しいので立ち寄りたかった…休業しているようだ。

また、同じ通りにあるお店は和菓子屋「宮城米菓店」。昔ながらの商店といった雰囲気で懐かしくなった。

奥に大きな慰霊碑が建っている、旭市中央公園へ。

自然豊かな公園で一休みをしていたら、公園の一角に蒸気機関車が保存されていた。

蒸気機関車の保存状態はとても良いので大事にされているのだろう。千葉県内には千葉市や船橋市に公園内に蒸気機関車が保存されているのを見たことがあるが、野ざらしでボロボロになっているものもあった。

シゴハチ(C58)の愛称で親しまれたこの型式の蒸気機関車は、昭和13年から昭和22年の国鉄(現JR)蒸気機関車全盛時代に427が製造され、当時の日本の技術の枠を集めて設計された性能の優れた中型の代表的な機関車です。
旭市にも馴染みが深い機関車として、昭和46年からこの場所で展示されているという。公開される時間などはあるのだろうか…

そして公園の隣にあるのが、真言宗智山派成田山真福寺。

この日は葬儀が行われていたので仁王門まで。毎年行われる七夕祭りの際は、多くのお店が出店して賑わうそうです。またお祭りが再開したら訪れたいなあ。

(訪問日:2021年6月)
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