青堀駅から探索!ホテル静養園の解体と「君津市漁業資料館」の出会い -青堀⑸
今回は母とJR青堀駅周辺を探索!以前訪れたことがあるけど個人的に惹かれる街並みと温泉旅館があり、再度母を連れて行きたいと思った。
温泉旅館の解体、そして君津市漁業資料館での新たな出会いがありました。
青堀の商店街 2022年
千葉県富津市大堀。JR内房線「青堀駅」西口から国道16号を北上していく。
詳細は以前まとめたので割愛。→富津・青堀の商店街の街並み。近代建築・旅館・須藤飲料工業所など -青堀⑶
街並みに変化が無いかチェック。
加地時計店…!
2021年12月末を持って閉店されたとのこと。
お腹が空いたので手作りコロッケが買いたいなと思い精肉店「フクハラ」に寄るも、突然の購入は難しいと振られてしまった。残念。
隣の全日食チェーン「フレッシュサカエヤ」は健在。
青堀の商店会、古い加盟店チラシだと思うがこんなにお店あったんだ…
今回はお昼ご飯をサカエヤで調達。地元の小さなスーパーという感じ。
石材店の店頭に某キャラクター… 夜見かけたら怖そう。
鮮魚店に薬局店、この辺りは変わってい無さそう。
また、国道沿いの看板を見ると今は無い店舗名も。このうち今も営業している和菓子屋「むらたや」で昔の話を伺いつつお菓子を購入した。それは次回の記事にて。
ホテル静養園の解体
そして個人的に気になっている、国道裏手にあるホテル静養園。
既に廃業しているが築山から自噴する天然温泉「琥珀の湯」®が有名で…その歴史は大正時代から続いていた。→「青堀温泉」。大正期からの歴史ある温泉街「静養園」「喜楽館」 -青堀⑷
虫の知らせか、なんだか嫌な予感が的中した。ちょうど訪問した2022年6月、解体真っ最中だった。工事車両が出入りしている。うわ~まじか。
そして横の入り口からも出来る範囲で建物に近づいて見てみた。
地下700mから湧き出る自噴泉「琥珀の湯」。そのドーム型の浴室は今まさに解体される。この時交渉してでも中を見学させてもらえばよかったかな…と後悔するほどドーム型の浴室は戦前の青堀温泉を知る上で貴重な遺構だったはず。
そして別の角度から。裏手にある明澄寺へ。
静養園の煙突と宿泊棟が見えるが敷地は広く、その全貌は木々に囲まれていて外から確認することは叶わなかった。
また、国道沿いにある別の老舗温泉旅館「喜楽館」も休業中だが改装中?らしくてこちらはリニューアルオープンする可能性がありそう。青堀温泉の歴史が絶えませんように…
君津市漁業資料館 入館無料!
千葉県君津市人見1294−14。解体を目の当たりにし失意の中向かったのは小糸川を越えたところにある「君津市漁業資料館」。入館無料の郷土資料館。
ノリと漁業に関する貴重な資料を保存。「ノリと海の資料館」として親しまれているそう。
館内は撮影禁止なので気になる方は是非一度行ってみてください。
資料館がある人見地区で江戸時代後期にノリの養殖に成功した「近江屋甚兵衛」の胸像が迎える。昭和な雰囲気の郷土資料館でそんなに広くは無いが、実際に使われていた海苔の箱や模型があり展示内容は分かりやすかった。
また、君津や富津に関する書籍を読むことが出来る小さな図書スペースがあり、青堀温泉についての情報も得ることができた。助かる…
それだけでなく、当日偶然訪れていたとある資料館の学芸員の方と知り合い、上総堀や青堀温泉について情報交換することが出来た。そんな偶然あるのだろうか… これだから旅はやめられない。
(訪問日:2022年6月)
-
前の記事
稲毛の銭湯「松の湯」京成沿いに見える煙突、昭和40年代からの銭湯 2023.11.09
-
次の記事
青堀の和菓子屋「むらたや」明治から続く老舗和菓子店と歴史 -青堀⑹ 2023.11.12
コメントを書く