秋葉原駅近くに残る史跡「国旗掲揚台跡」。和泉橋傍の小さな歴史遺産
秋葉原駅近く、和泉橋の隣に残る「国旗掲揚台跡」。昭和初期に建造されたもので、都心にこうした遺産がひっそりと残っていることに衝撃を受けた。
国旗掲揚台跡(秋葉原・岩本町)
東京都千代田区神田岩本町。JR秋葉原駅を降りて、神田川に架かる和泉橋を渡ると、駐輪場が右手に見える。その駐輪場に埋もれるように、何やら古い歴史を感じる柱が残っていた。
これが「国旗掲揚台」…(Googleマップでは「国旗掲揚場所跡」と表示されているが個人的には掲揚台の方がしっかりくるので掲揚台に)こんなところにさも平然と建っているとは予想していなかった。
「近代史跡・戦跡紀行~慰霊巡拝」さんの「国旗掲揚所跡(秋葉原・岩本町)」に詳しくまとめられているので私はさらっと写真だけ載せておきます。
昭和8年(1933)に帝国在郷軍人会によって建造されたものだという。
中央には、星と錨。「帝国在郷軍人会」のシンボルマークが残っていた。野ざらしなので錆びてしまっているが90年前の遺産が目の前に。
また、柱の間には国旗を掲げる役目を終えた木製の柱が一部残っている。
この辺り、人通りは多いが意外と気づいている方は少ないのではないでしょうか。
秋葉原散歩の際にぜひ見てみてください~
この日は近くの岩本町に残る看板建築を見に行ったついでだったのですが、ご存知の方も多いと思うので秋葉原編の散歩はまたいつかまとめます!(先に千葉の記事をアップします)
(訪問日:2022年2月)
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