「赤札堂根津店」と「アブアブ赤札堂」の歴史

「赤札堂根津店」と「アブアブ赤札堂」の歴史

「赤札堂」をどれくらいの方が知っているでしょうか?私はイトーヨーカ堂と関係するお店なのかな?というくらいの無知。ちなみに親もあまり知らないところを見ると、ローカルなお店だということはわかる。

東京都文京区根津にある赤札堂の意外な歴史と私の共通点を発見した。

「赤札堂」根津店

東京都文京区根津2丁目、根津駅近くの交差点にあり多くの人の目に留まるであろう3階建ての建物が「赤札堂」。赤札堂の赤い文字からして昭和感を感じる。

赤札堂根津店

根津店は昭和40年(1965)に開業したとあるので、今年で55年。近くに競合となるスーパーなどが無いため、地元の方でいつも賑わっているという。

しかしただのスーパーではない。デパートのようなイメージである。

1階は「生鮮と食品のフロア」
2階は「食品・酒と飲料のフロア」
3階は「衣料と住まいとお菓子のフロア」

 

案内

昼間、1階は多くの客で賑わっていた。曜日によって冷凍食品や牛肉などが半額セールになるらしい。

階段を上って上階へ。デパートの雰囲気も感じるが、そこまでフロアは広くない。しかし商品は充実しており、この場所で何でも揃いそう。

赤札堂の階段

正直、舐めてました赤札堂…

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アブアブ赤札堂

赤札堂の歴史について調べていると、その会社名が「株式会社アブアブ赤札堂」であることがわかった。

食品スーパーマーケット「赤札堂」とファッション専門店「ABAB」を展開する小売業者。ホームページにもアブアブと赤札堂両方のページがある。

東京深川で大正6年(1917)に赤札堂洋品店として創業。その後、昭和20年(1945)に合資会社アブアブ赤札堂を設立し、上野に出店。上野ABABが開店したのは1970年のことだ。

そして株式会社アブアブ赤札堂は昭和46年(1971)に設立された。大正6年の赤札堂洋品店がはじまりと考えると、100年以上の老舗店舗。知らなかったので驚いた。

上野不忍通りにあるABAB

現在の赤札堂店舗数は都内に11店舗。(上野、深川、堀切菖蒲園、堀切店、砂町店、町屋店、根津店、塩浜店、池袋ジョイシー店、池袋店、清住店)

ABAB上野店
地下1階は赤札堂

ABABは合計6店舗ある。東京都(上野店、上野広小路店)、埼玉県(川口店)、千葉県(船橋店、柏店)、栃木店(ラブミ―宇都宮店)。

小岩、門前仲町、成田など他の位置にもあったようだが閉店している。

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「ABAB上野店」2024年6月で閉店…78年の歴史に幕「建物の老朽化対応並びに耐震措置」のため

「ABAB上野店」2024年6月で閉店…78年の歴史に幕「建物の老朽化対応並びに耐震措置」のため

東京・上野にあるファッションビル「ABAB(アブアブ)上野店」が、2024年6月30日で閉店することが20日に分かった。公式HPで報告した。

また、伊 謄(@Bander_Muar)さんから50年前のABABが写る写真を提供していただきました。凄い貴重…!

1970年12月撮影

ABABの建物だけが今と変わらず…

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ABAB船橋店

実はアブアブは親が好きらしく、小さいころからよく連れていかれた。特にアブアブ赤札堂本部であるABAB上野店はよく覚えている。

7階建てのビルには色々なお店があり、どれも安くて可愛い。よくお世話になっていたお店なので、赤札堂とABABが同じ会社であることに衝撃を受けた。まさかこんなところで繋がっているとは…

ABAB船橋店

こちらは千葉県船橋市にあるららぽーとTOKYO-BAYの船橋店。

赤い文字が印象的

赤札堂巡りをしてみても楽しいかも。

追記:2021年9月
ららぽーとTOKYO-BAY船橋店のABABは、2021年1月をもって閉店したとのこと。久しぶりに訪れたら既に閉店していた。

2021年9月

閉店していたことを全く知らなかったのでショック…昔から変わらずに営業していたABAB、思い出深い方も多いのではないでしょうか?

2021年9月

 

 

 

(訪問日:2020年9月)

 

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