安食の酉の市|栄町安食.大鷲神社の例大祭!関東地方で最も遅い時期に開催 -安食⑻

安食の酉の市|栄町安食.大鷲神社の例大祭!関東地方で最も遅い時期に開催 -安食⑻

「安食の酉の市」へ。関東地方で最も遅い時期に開催される酉の市です。栄町安食の大鷲神社周辺で開催され、多くの人々で賑わいを見せていました。お土産に欲しかったアレも購入しました!

 

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安食の酉の市へ(2022年)

千葉県印旛郡栄町安食3620「大鷲(おおわし)神社」にて毎年開催される「安食の酉の市」へ。

JR成田線に揺られて「安食駅」に到着。

昔ながらの木造駅舎が残っている

安食駅周辺は以前訪問し、これまでに7つの記事にまとめた。今回は、酉の市の時だけ販売されるある飴を購入したく、酉の市を狙っての訪問。駅前にも酉の市の案内が出ていた。

酉の市について

毎年、12月の一の酉を含む3日間行われる安食の酉の市。2022年は12月9日~11日開催。私は12月10日に訪問した。

大鷲神社周辺ではイベントが開催されており、熊手市・刃物研ぎ・栄町産農産物の販売・どらまめ加工品の販売・各種模擬店・歳末助け合い運動・和菓子・スイーツ販売など、大鷲神社の参道沿いに出店が多数。

2022年 安食の酉の市

通路の中央にはテーブルと椅子が用意されており、購入したものをここで食べることもできる。

手前に地元の農産物や和菓子屋の販売。大鷲神社の鳥居の奥と、左手の空き地に露店が並ぶ。

普段の安食とは比べ物にならないほど老若男女問わず多くの人々で賑わい、活気がある一日だった。大鷲神社もカラフルな露店で彩られている。

露店がたくさん!

そして、酉の市と言えば鮮やかな熊手を売る露店も。

大きな熊手に目を奪われます

 

実は、酉の市以外の目的もあり、この大鷲神社の左手の空き地は元々は小学校の場所だったので遺構を見たかったのである。

門柱が残っている

私の手元に戦前の安食小学校を写した絵葉書が残っている。その場所がここ、大鷲神社の隣の場所だった。おそらく門柱はその時代のものではないかと思うが、表札の名前は消されていて見えない。

そして最近までこの空き地の奥に建物が存在し、小学校移転後は公民館のような場所として使われていた。

門柱の隣には石碑

大鷲神社へお参りへ。正面の急な階段(男坂)が心配な方は右手の女坂より。

女坂

立派なご神体がある末社の「魂生(こんせい)大明神」も合わせて。

魂生大明神

高さ2.5m、石造り!日本一の大きさとのこと。五穀豊穣・縁結び・子授け・安産・夫婦和合の神様。何度見ても良い…

 

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酉の市の食べ物・お土産

酉の市では、栄町のキャラクター「龍夢(ドラム)」に遭遇。栄町に伝わる龍伝説をモチーフにしたキャラらしい。

龍夢くん

朝から活動してお腹が空いたので、地元の方が作るもつ煮とコロッケパンをいただきました。晴天の下で食べるご飯はいつも以上に美味しく感じる不思議。

その場で手作りのコロッケパン(200円)ともつ煮(350円)。

美味しい!

その他、地元の名産品を購入。これは和菓子屋さんのあんこ玉。

春月堂のあんこ玉

栄町産黒大豆「どらまめ」の加工品を購入。どらまめは粒が大きく栄養が豊富。以前食べた際に美味しさが忘れられず、今回はお餅や味噌も購入しました。

どらまめの品を購入

この黒光りしたつや感!通常の黒豆より、濃厚な味わいで甘すぎず、スイーツとも相性ぴったり。ほわっとした食感が好き。

こちらは、どらまめの味噌。味噌は各農家で作っていたものらしく、おにぎりに塗るのが美味しいらしい。

 

 

現在は畑のオーナー制が人気らしい。

余計な糖分を入れていない高級品。どらまめの加工品は他にも沢山。ぜひチェックしてみてください~

千葉県栄町の名産品として親しまれている“どらまめ”は、「丹波黒」と呼ばれる黒大豆の高級品種。平成10年から栽培が始まり、龍伝説が今も息づく栄町のイメージキャラクター「龍夢(ドラム)」にちなんで“どらまめ”と名付けられました。

栄町黒大豆研究会

 

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子孫繁栄の飴

そして最後に、今回の安食の酉の市の最大の目的!

名物の子孫繁栄の飴をお土産に購入しました。大鷲神社の社務所で購入できます。虹色が1本1,000円、茶色が1本800円。

子孫繁栄の飴を手に入れた!

飴は2色あり、通常は黒光りしている茶色い黒砂糖の飴だそう。今回購入した虹色は酉の市の限定品。せっかくなので虹色にした。

重厚感

そして…飴を包む紙に仕掛けがあった。中央に折りたたむと…

 

 

購入後、1年間高いところに祀るとご利益があると教えてもらった。下の病にも効くらしい。

また、お忙しい中、昔の話も教えてくれた。
古墳に興味があって栄町に訪れる人が多いこと、遊郭的な旅館街が昔存在したことなど。安食の宿場はなかなか興味深い。

 

 

(訪問日:2022年12月)

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