老舗くず餅屋「倉右衛門」。明治中期創業、変わらない美味しさ -安食⑶
安食で立ち寄った、くず餅屋「倉右衛門」。店舗は改装されて新しいが、歴史のある老舗店です。
お土産にぜひ!
安食「倉右衛門」
千葉県印旛郡栄町安食3597。安食駅から西へ、旧街道を歩いて安食小学校の交差点を少し超えた右手にあるお店。
店舗の前に駐車場があるので車の方も安心。
外観がどう見ても新しいので、入るか迷ったけれど、くず餅のお店って各地にあるわけではないのでお土産に購入することにした。
名代くず餅は、カップで350円~
店内はそんなに広くなく、本当にくず餅の専門店だ。
倉右衛門商店の歴史
お会計をしていると、店内にある一枚の写真に目が留まった。
お店の場所は今と変わっておらず、街道沿いに面していたそうだ。
倉右衛門商店は、明治中頃に創業し、現在は5代目。写真に「葛餅、蒟蒻、白滝、ところ天 製造販売」と書かれている。葛餅と蒟蒻の製造販売を行っていたことがわかる。
また、手巻き寿司なども販売していたというので、街道沿いの茶屋のようなイメージかなと思った。
写真の右に、「安食名物 元祖久壽餅」と書いてあり、葛餅の表記が今と異なる点も興味深い。
検索しても、このお店の歴史が詳しく載っている記事などは無いので、意外と有名ではないのかもしれない。私も安食に訪れるまでくず餅店があるとは知らなかった。
栄町のホームページに紹介されている。→「名代 倉右衛門商店のくず餅」
創業明治中期。約100年にわたる歴史を持つ逸品。
完全手作りで、保存料、添加物は一切使用しておりません。独特の歯ごたえ、控えめな甘さでくせになるおいしさ。本物の味を、ぜひ一度味わってください。
帰宅してから、家にあるお皿にくず餅を盛り付けてみた。
お家のおやつタイムが充実した時間になった。
くず餅といえば、亀戸の船橋屋が有名だけど、各地のくず餅屋も回ってみたいな~歯ごたえがあり、素朴な味で美味しかった。
(訪問日:2021年5月)
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